鹿児島市に本社・工場を置く焼酎メーカー「さつま無双グループ」の公式アカウントから、次のような写真付きのツイートが投稿され、注目を集めている。

写真は、ライトブルーの涼しげなラベルが貼られたお酒のボトルとパッケージだ。「天文館むじゃきのしろくまのお酒 Creme de Shirokuma」とのこと。

しろくま(白熊、白くま)といえば、鹿児島名物のスイーツだ。中でも「天文館むじゃき」といえば、地元で最も有名なお店である。そのしろくまのお酒......? これは、いったい何だろう。Jタウンネット編集部は早速、鹿児島に電話して、話を聞いてみることにした。

「飲んでみたい...」の声殺到!


「天文館むじゃきのしろくまのお酒 Creme de Shirokuma」(画像提供:さつま無双株式会社)

電話で答えてくれたのは、さつま無双株式会社の久木原さんだ。「きっかけは約1年ほど前、鹿児島名物のスイーツ・しろくまと芋焼酎がコラボしたらどうだろう?と考えたことです。天文館むじゃきとのコラボが具体化して、実現しました」と久木原さんは語る。

「開発の過程で難しかったのは、練乳やバニラクリームとのバランスでした」と久木原さん。「本格焼酎と加糖練乳、クリームをブレンドすることで、今までにないデザート系のリキュールが生まれました」。アルコール度数は10度と、飲みやすい。

「飲み方のお勧めは、まずロックです。さらに、みかんや桃、バナナやパイナップルなどのフルーツジュースを加えると、天文館むじゃきのしろくまっぽさが味わえるカクテルになると思います」。

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「飲んでみたい...」「しろくまのお酒とか絶対うまい」などという願望が殺到している。

ところが、「さつま無双グループ」の公式アカウントからは、下のようなツイートが投稿された。

さつま無双の久木原さんは、「熊本地震以降、九州地方全体で観光客が減少しており、まだ回復しておりません。少しでも新しい話題が提供できればと思い、鹿児島県内で販売させていただいております」と語る。「ぜひ九州を訪れて、購入していただきたい」とのこと。

「天文館むじゃきのしろくまのお酒 Creme de Shirokuma」は500mlで1300円。鹿児島県内の百貨店、駅・空港・ホテル・観光売店で販売されている。購入したい人は鹿児島へ。鹿児島に行ったら、「天文館むじゃき」もお忘れなく。

「しろくま」天文館むじゃき本店。写真はイメージです(Norio NAKAYAMAさん撮影、Flickrより)