「小学6年生の息子が、親の財布から1万円持ち出した。どう叱れば?」
妻の財布から1万円を抜いた息子に、どう対処すればいいだろうか――そんなスポット(2ちゃんねるでいうスレ)が、コミュニティアプリ「アンサー」に立った。
画像はイメージです(Douglas LeMoineさん撮影、Flickrより)
褒められた行為でないのはもちろんだが、どう叱ったら良いのか。いじめの可能性もあるし、下手な叱り方をして子供が傷つくのも困る。価値観が多様化していることもあって、自分の子供といえど簡単に考えられないのが現状のようだ。
まず理由を聞く?それとも叱る?
投稿者は小学6年生の息子を持つ父親。妻があるとき財布を確認したところ、あるはずのお金が1万円なくなっていた。諸々の状況からすると、どうも息子が「犯人」と見て間違いないようだ。
そんな我が子に対し、どう教育するのが最善か悩んでいるという。「しつけ」ではなく「教育」と考えるところが現代風と言えそうだ。
「あるあるw」「私もある!悪いとか考えずしちゃったわ」など、こういった行為が子供の成長過程において、それほど特殊な事例ではないことを伺わせるコメントがあり、その後にコメントされた具体的な対応策によると、順番としては、
「理由のがいいと思うなぁ 悪いことしてるって分かってると思うし」「理由かな。。もし、脅されてたら可哀想やん」
と、まず子供の言い分を聞くという方法が挙げられた。理性への訴えかけは相手に聞く耳があれば有効だが、小学生に対して最善の方法だろうか。
「怒ってから、理由をきく。お金とるのはいけないことだからね」と、しつけということを中心に考えた意見もあった。
理由を聞くことの大切さ
投稿者によれば、子どもは「おそらく何回かは親のお金に手をつけている」可能性があるようだ。
小学6年生で1万円という高額、しかも複数回だと、他のユーザーが言っていたように、いじめなどの可能性も考えたほうがいいかもしれない。
「人のものを盗むのは絶対に許されないことだからそこはしっかり叱る、でも叱りっぱなしではなく理由もとことん聞くかな」というユーザーや、「理由を聞かずに叱ったりしたらなんで自分の気持ちわかってくれないの?とか思うので絶対理由を聞いた方がいいと思います!」とコメントする人もいて、理由を聞くことはこういった意味で大事なようだ。
投稿者も「まず、理由を聞いて、理由はどうであれ、たとえ家族であろうと、人のお金に手をかけることは、いけないんだということを、話してあげたいと思います」とコメントした。
親のお金をくすねることの背景に何があるか。昔ほど単純でないのが難しい点かもしれませんね。(ライター:アンジ)