[OH!バンデス-宮城テレビ]9月30日の放送では、被災地の復興の進め方について考えようという東京の大学生が、南三陸町でインターンシップを始めたという話題が放送されました。

南三陸町は、東日本大震災で大きな被害を受けた。2013年の様子(nimameさん撮影、Flickrより)

今回インターンシップを始めたのは、東京の大正大学の地域創生学部の1年生20人です。

被災地の状況を表面的にではなく、地域に根をおろしてじっくりと活性化策を掘り起こしていこうという取り組みです。

町内の民間企業などで地域の現状を学ぶために職場体験を行っています。

このうち3人の学生は、農家を営むお宅を訪れ、ネギを切り取る作業を体験しました。

南三陸では震災以降、比較的簡単に栽培でき、価格が安定しているネギを名物のひとつにしようとしています。

学生たちは、10月中旬までインターンシップを続けながら地元企業の人たちと交流を重ね、被災地が抱える課題について学びます。

最終的にはリポートにまとめて南三陸の佐藤町長に報告する機会もあるとのことで、町に深く関わってくれる若い人材が増えることを期待します。(ライター:長沢あきこ)