けさの最低気温のデータを見ると「夏」と「冬」が共存していました。北海道で今季初の氷点下を観測した一方で、台風が暖かい空気を運んだ影響で、午前9時までの最低気温が25度を下回らなかった所も。

けさは北海道でぐっと気温が下がり、上川地方の上川町や旭川市江丹別町、十勝地方のぬかびら源泉郷の3か所で今季初の氷点下となりました。旭川地方気象台では3度まで下がり「初霜」を観測しています。一方で、台風が暖かい空気を運んだ影響で、沖縄だけでなく、九州でも最低気温が25度を下回らなかった所がありました。鹿児島県薩摩川内市中甑や、熊本県天草市牛深町などあちらこちらで日最低気温が25度を下回らず、朝から気温が高く暑くなりました。
過去の10月以降、秋から冬にかけての最低気温を振り返ると、アメダスの整備が進んだ1976年以降、氷点下と日最低気温25度以上となった地点が同日に見られたのは、2007年10月7日でそれ以降は見られません。つまり、10月以降に夏と冬が共存したのは9年ぶりです。※ただし、沖縄と伊豆諸島、小笠原諸島、奄美、種子島、屋久島他、島しょ部を除く。
北海道では、6日(木)夜から、この時期としては強い寒気が南下してくるため、7日(金)は本格的に寒くなりそうです。厚手の上着などをご準備ください。