もし江戸に地下鉄が走っていたら...「#こんな大江戸線は嫌だ」ハッシュタグで妄想が広がる
もしも江戸の市中に地下鉄が走っていたら――。そんな空想ツイートがいま、盛り上がっている。舞台となっているのは「都営大江戸線」。路線名から連想して、現代ではなく江戸時代になぞらえた大喜利が行われているのだ。
朝の大江戸線(Jun Seitaさん撮影、flickrより)
ツイッターでは2016年9月下旬から、ハッシュタグ「#こんな大江戸線は嫌だ」を付けた投稿が続出。もともと「江戸時代しばり」ではなかったのだが、徐々に時代劇のようになってきて――。
始発駅は「しかりがおか」
一番わかりやすいのは、見た目の変化。車両の代わりに籠をつかったり、江戸市中の地図を当時のものにするなど、いろいろと工夫が凝らされている。
もはや電車ではなく、駕籠で運行している。 #こんな大江戸線は嫌だ pic.twitter.com/rzMaRLRkug
- 宣伝ダディ@ソーセージ・パーティー応援中 (@senden_daddy) 2016年9月29日
#こんな大江戸線は嫌だ
- MapFan【公式】 (@MapFan_iPC) 2016年9月29日
路線図まで江戸仕様https://t.co/plKuXMfHdR pic.twitter.com/m9ZKtYQWbJ
江戸っ子の特徴として、よく知られるのは「ひ」と「し」の発音が入れ替わること。たとえば終点の「光が丘(ひかりがおか)」も、江戸弁風にすると「しかりがおか」になってしまう。
「おう切符、しかりが丘まで」
- S.Kotchian (@KT0520) 2016年9月29日
「16文になりやす」
「細けえんだ手ぇ出してくんな。ひい、ふう、みい、今何時でぇ?」 #こんな大江戸線は嫌だ
東京23区内を6の字に回る大江戸線。各地をぐるりとめぐる様子を「市中引き回し」と呼ぶとのツイートも多く出ていた。
#こんな大江戸線は嫌だ
- ひがし(10/4-5 北海道) (@nexco_east_n) 2016年10月2日
乗車することを「市中引き回し」と呼ぶ
また、大名行列がらみや、女性専用車両を「大奥」と表現するものも。
放送「先ほど○○駅前改札にて、大名行列が通過された為、現在約8分の遅れが生じています事を切腹してお詫びいたす。」
- へび 原稿 (@jack_hound) 2016年9月30日
#こんな大江戸線は嫌だ
女性専用車両「大奥」 #こんな大江戸線は嫌だ
- てるやまもみぞう (@rafcocc) 2016年9月29日
テレビ時代劇「大江戸捜査網」のフレーズ、「死して屍拾うものなし」を人身事故と結びつけるツイートや、カブキロックスの「お江戸-O・EDO-」が発車メロディーになるのではとの予想も。
#こんな大江戸線は嫌だ
- 河合荘な恋愛ラボおじさん (@SasabouGoGoGo) 2016年9月29日
人身事故が発生しても「死して屍拾う者なし」でそのまま運行続行する
発車メロディーはカブキロックス#こんな大江戸線は嫌だ
- (まだ名無し)改め 百太郎 (@intubator_D) 2016年9月29日
なお、このハッシュタグでつぶやかれているのは、歴史ネタばかりではない。大江戸線の一部区間を手掛けた、清水建設の公式ツイッターのように、「弊社が設計施工を担当した工区を他社施工と間違われる...」といった真面目なツイートもある。
#こんな大江戸線は嫌だ
- シミズ・なう(清水建設公式) (@Shimizu_now) 2016年9月29日
弊社が設計施工を担当した工区を他社施工と間違われる...
(・ko・).。oO(上野御徒町駅と新御徒町駅、それに付随するシールド2本を担当しました)