写真は『 K twenty 』 より

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 女優・北乃きい(25)が9月30日をもって、2014年から総合司会を務めていた情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)を卒業した。関係者の間では、「評判が良かっただけに惜しまれるが、それ以上に北乃きいの今後が心配」と言われているという。

「北乃は以前の総合司会・関根麻里(31)の降板によって『ZIP!』ファミリーに仲間入りしました。留学経験を持つクレバーな関根の後釜ということもあって、初めは何も知らない若手女優がいきなり捻じ込まれた印象でした。しかし、柔らかな雰囲気と明るい笑顔は朝番組にピッタリで、本人も真面目に頑張っていた。局内外からも、惜しむ声が出ています」(テレビ局関係者)

 そこまで好評なら、なぜ北乃は卒業してしまうのか。そこには芸能界ならではの”複雑な事情”が絡んでいるという。

「ジャニーズ事務所から“NG指定”されるようになったからです。というのも、北乃は過去に元KAT-TUNの赤西仁(32)と熱愛の噂が流れていて、『ZIP!』サイドはそのことを知らず、TOKIO・山口達也(44)が出演している番組に北乃を起用してしまった。こうした経緯からジャニーズ側は当初から良い顔をしていなかった。北乃と番組は2年契約だったので、本当なら更新したかったところ。しかし結局は、ジャニーズによる“圧力“で追い出される形となってしまったようです」(前同)

■メリー親子から”共演NG”指示?

 赤西はすでに事務所を辞めているが、それでもジャニーズサイドは北乃を許すつもりはないようだ。

「ジャニーズ、特にメリー喜多川(89)と藤島ジュリー景子副社長(50)親子が、北乃と自社タレントの共演NGを執拗に指示していたと聞いています。こんな状態では、北乃は今後女優としてやっていくにも、活躍の幅がかなり狭まってしまう。実はレギュラー出演中には北乃の家族が不慮の事故でこの世を去るという不幸もあったのですが、彼女はその直後も悲痛な思いを一切感じさせずに生放送をやり遂げています。そんなプロ意識の高さを買われていたからこそ、今回の卒業を残念がる声が出ているんです」(前出・関係者)

 毎朝、爽やかな笑顔を見せてくれた北乃がのびのびと活動できる場を見つけられることを願うばかりだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。