マンチェスター・シティからトリノに移籍したイングランド代表GKジョー・ハートが16日、入団会見で勉強中というイタリア語を披露した。

ジョゼップ・グアルディオラ監督が就任したシティでレギュラーから3番手に降格となったハートは、夏のマーケットで移籍の道を選んだ。新天地は、守備の国イタリア。シニシャ・ミハイロビッチ監督が率いるトリノにレンタルで加入した。

デビュー戦となった11日のセリエA第3節アタランタ戦では、ミスから失点を招く失態を演じ、批判も浴びた。ゴールキーパーというポジション柄、コミュニケーションをとるための言葉の問題も指摘されている。


だが、ハートもその問題を早く解決しようと努力しているようだ。会見ではつたないながらも次のようにイタリア語を披露した。




「みなさん、こんにちは。私の入団会見にこれほど大勢の人が集まってくれ、感謝しています。今、自分はイタリア語を勉強しています。今日はプレー中に役立つ言葉を学びました。『オレの』『お前の』『右』『左』『パス』『キープ』『オレによこせ』『スルーしろ』ここの居心地は非常に良いです」

「カイロ会長、ありがとうございます。みなさんも、ありがとうございます。今日は質問にまだ英語で答えることをお許しください」

その後、ハートは英語で「コーヒーショップで話す前に、ピッチで仲間たちと話し、コミュニケーションが取れるように学ぶことが大事だった」と述べている。

これまでとまったく異なる環境にあえて挑戦したハート。適応しようと努力するイングランド代表守護神は、カルチョの国で輝けるだろうか。