東京電力系の通信会社、フュージョン・コミュニケーションズは6日、無料通話ソフト「スカイプ」のスカイプテクノロジーズS.A.とIPフォンでの技術提携で基本合意したと発表した。フュージョンのIPフォンへの着信を「スカイプ」に転送できるようになる。サービス開始時期は未定。

 「スカイプ」はインターネットを介して通話できるソフトで、スカイプ同士なら通話料はかからない。ただ、番号ではなく、事前に登録したユーザー名を入力して通話する仕組みのため、一般の電話からは受信できない。そこで両社は050で始まる電話番号のままスカイプに転送できる仕組みを開発。フュージョンは自社のIPフォンの付加価値として提供したい意向だ。

 すでに自社のポータルサイトを通じて「スカイプ」のソフトを無料で提供しているライブドア<4753>の広報は、「スカイプの普及に弾みがつくので歓迎している」とコメントしている。【了】

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