元KAT-TUN・田口淳之介、電撃復帰のウラに”大人の思惑”
今年3月末で、人気アイドルグループ・KAT-TUNを脱退し、ジャニーズ事務所を退社していた田口淳之介(30)が公式ホームページで9月1日、芸能活動の再開を発表した。田口淳之介は「自分の力で、大切な人たちのために、音楽で盛り上がりたい人たちのために、そして自分自身のために、最高の音楽とステージを作り楽しみたい気持ちで一杯です」と綴ったが、たった5ヵ月という休止期間での電撃復帰に、関係者からは早くも疑惑の目が向けられている。
田口は2015年11月、『日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト』(日本テレビ系)で、2016年春でのKAT-TUN脱退を突如発表。以後については、当時の関係者も「白紙状態」と語り、KAT-TUNメンバーにまで「具体的なビジョンは分からない」と言われていただけに、円満な脱退ではないのだろうと囁かれていた。過去には赤西仁(32)や田中聖(30)も、KAT-TUN脱退後にジャニーズを退社しているが、いずれも目立った活動を行っていない。結果的に後を追う形となった田口も、もはや実質引退状態になるのではと噂されていた。それだけに、今回の復帰発表には驚きの声も挙がっている。
■田口淳之介は利用されただけ?特に芸能界では、事務所退社後1年間は活動できないという暗黙のルールがあると言われている。それより遥かに短期間である5ヵ月という復帰劇には、ジャニーズ事務所も黙っていないのではないかとの声も聞こえて来る。しかし、圧力がかけられていたのであれば復帰発表さえできていないだろう。今回の田口の復帰はむしろ、ジャニーズが許可せざるを得ない理由があったとも考えられる。
「今回の田口の復帰発表は、タイミングとしてあまりに不可解です。関係者の間では、SMAP解散から記者の目を背けるために、むしろジャニーズサイドの方から『9月であれば』と、復帰発表のタイミングを持ち掛ける形で、許可を出したのではという声まで挙がっています」(芸能関係者)
SMAPの解散が8月に発表されて以来、世間も記者も視線はSMAP一色になっている。それだけに、元ジャニーズグループのメンバーが大手を振って芸能活動再開となれば、話題になると思ったのだろう。意外なタイミングで巡ってきた活動再開のチャンスだが、このまま順調に活動を再開できるのか。はたまた、大手事務所ゆえの掟に従うことになるのか。今後の活動から、目が離せない。
文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。