※画像はイメージ(撮影=Sebastien Bertrand flickrより)

2016年8月5日放送の広島ホームテレビ「Jステーション」では、高校生が、原爆で崩壊した広島の町をCGで復元し、平和イベントで発表したことを放送しました。

CGで再現されたのは、戦時中、広島城跡にかつて存在した中国軍管区司令部など軍の関係施設です。建物だけでなく、部屋の中のようすも詳細に再現されています。

全国高校総合文化祭で優秀賞を受賞

福山工業高校の生徒7人が、当時の資料や被爆者の証言をもとに約3ヶ月かけて制作したといいます。

この中国軍管区司令部CGは、7月から広島で開催された全国高校総合文化祭の情報部門で、優秀賞を受賞しました。

福山工業高校計算技術研究部の坂本海月部長は、「CGで代弁して、制作したものを全国の方に見てもらうことで、戦争はだめだとか原爆はいけないということが知られたと思う」と話しました。

この復元CGは8月6日から福山市にあるアイネス福山で上映されるということです。

戦争を知らない世代が増えていく中で、このような若い世代の挑戦は素晴らしく、これからは様々な技術を使って原爆の悲惨さを語り継いでいければよいなと感じました。(ライター:わがママ)