原油先物価格、アジア市場で上昇=米石油在庫統計控え
AFX通信によると、米エネルギー省が今日発表予定の米週間石油在庫統計を控え、シンガポールの電子取引で、18日午後零時15分時点で、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月物は、前日比33セント高の1バレル=49.30ドルに上昇した。
今週初めに、ほぼ3ヵ月ぶりの低水準となる同47.60ドルまで下げた後、再び上昇してきているが、ANZ銀行のアナリスト、ダニエル・ハインズ氏は、「過去のリバウンドと比較して、50ドルすら超えていない今回は、勢いに欠けている。原油価格の下落傾向はしばらく続く」としている。4月の上昇時には、米国の石油在庫統計をきっかけに58.28ドルにまで高騰したが、石油在庫の増大や世界の石油需要の鈍化から下落傾向にある。同氏は、「市場はすでに、夏のドライブシーズンを控え、ガソリン価格の動向に注目している」と述べた。【了】
今週初めに、ほぼ3ヵ月ぶりの低水準となる同47.60ドルまで下げた後、再び上昇してきているが、ANZ銀行のアナリスト、ダニエル・ハインズ氏は、「過去のリバウンドと比較して、50ドルすら超えていない今回は、勢いに欠けている。原油価格の下落傾向はしばらく続く」としている。4月の上昇時には、米国の石油在庫統計をきっかけに58.28ドルにまで高騰したが、石油在庫の増大や世界の石油需要の鈍化から下落傾向にある。同氏は、「市場はすでに、夏のドライブシーズンを控え、ガソリン価格の動向に注目している」と述べた。【了】