「競争力を再び」…ミラン名誉会長がクラブ売却断言、中国や中東と交渉か

写真拡大

 日本代表FW本田圭佑が所属するミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長が、クラブ売却を断言した。イタリアメディア『MilanNews.it』が25日に報じている。

 中国資本への売却が噂されるミランについて、ベルルスコーニ名誉会長はイタリアメディア『Rai』の番組『Porta a porta』のインタビューに応じ、「私はミランを売却することを決断した。ミランについての最終的な決定は、賢明で正しくなければならない。ミランを再び競争力のあるチームに高めることのできる資金を持つ者に手渡したいと考えている」と発言した。

 さらに「交渉する者は、誰もが『ベルルスコーニ・ブランドは価値がある』と言う。特に中国ではとても名が知られている。(ミランの持ち株会社)フィニンベスト社に資金が入る必要はないが、このクラブを手にした者は、ミランにすぐに資金が入るように、あるいは毎年、資金が入るようにしていかなければならない」と続けると、「中国、あるいはオイルマネーによって資金はやってくるだろう」と明かし、中国だけでなく、中東の企業とも交渉が行われていることも示唆している。