今季のホーム最終戦で、先発復帰を果たしたベネディクト・ヘヴェデス。それは決して驚くようなことではなかったのだが、プレーしたポジションは右SBだった。

 

前節の最下位ハノーファー戦では、ジュニオール・カイサラが精彩を欠いてハーフタイムで交代。代わりにベテランSBサシャ・リーターが出場し、結果的に勝利を収めることはできたのだが、週末の試合では過度伸展のため欠場を余儀なくされたのだ。

 

確かにヘヴェデスはSBとしてワールドカップ優勝を果たしてはいるのだが、しかしそれは左サイドでのこと。

 

だがそれでもアグスブルク戦では堅いディフェンスを披露して、71分にカイサラと交代。そのカイサラは自慢のオフェンス力を活かして、先制点をアシストして見せている。

 

しかしその一方で、89分の場面では、バイアーに多くのスペースを与えすぎて同点ゴールを許す場面も。

 

結果的にこれでシャルケのCL出場の夢は絶望的となり、さらに1985/16シーズン以来30年ぶりとなる、1シーズン中に10試合連続失点を記録することにもなった。

 

フンテラール、アヤックス移籍を希望か

なおこの試合で先制点を挙げ、今季11得点目をマークしたのがクラース・ヤン・フンテラール。シャルケとの契約は来季いっぱいまでとなっているが、果たしてオランダ代表は契約を全うすることになるのだろうか?

 

だが今夏33歳になるFWは、どうやら来季に2006〜2008年までプレーしたアヤックス移籍を希望している模様で、サラリーの削減は避けられないものの、今季2位でフィニッシュしたアヤックスでは、チャンピオンズリーグで出場するチャンスが得られる。

 

アヤックスからレアル・マドリード、ACミランを経て、2010年にシャルケに加入したフンテラールは、ここまでリーグ戦158試合に出場して79得点28アシストをマークしているところだ。