浦和、無敗の川崎F撃破で首位浮上!! 鮮やか連係から武藤が決勝弾

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[4.24 J1第1ステージ第8節 川崎F 0-1 浦和 等々力]

 J1は24日、第1ステージ第8節を開催し、等々力陸上競技場では勝ち点17(5勝2分)で首位の川崎フロンターレと勝ち点1差の同16(5勝1分1敗)で3位につける浦和レッズの上位対決が行われた。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半9分にFW武藤雄樹のゴールで先制した浦和が1-0の完封勝利を収めて首位に浮上した。川崎Fは今季初の無得点で初黒星を喫した。

 ホームの川崎Fは4月16日に行われた第7節FC東京戦(○4-2)から先発3人を入れ替えてMF登里享平、MF大島僚太、DF谷口彰悟を先発起用。対するアウェー浦和は前節仙台戦(○3-1)から先発に入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から浦和がボールを保持する展開になると、前半8分にはMF柏木陽介が蹴り出したFKにFW興梠慎三が飛び込むが、シュートは枠を捉えられず。一方の川崎Fは同12分、ゴール前で得たFKをMF中村憲剛が直接狙うがボールはゴール左へと外れ、同24分にはDFエウシーニョのパスからFW小林悠がシュートまで持ち込むが枠を捉え切れなかった。

 前半29分には興梠がミドルレンジから強烈なシュートでゴールを脅かしたがボールはポストを叩き、こぼれ球に反応したFW李忠成のシュートもゴール左に外れる。すると同32分には川崎Fがカウンターから好機を生み出すがボールを運んだFW大久保嘉人のシュートは枠を捉えず、同40分には左サイドの小林のグラウンダーのクロスからMF田坂祐介がシュートを狙うもネットを揺らすには至らなかった。

 スコアレスのまま後半を迎えると、川崎Fは田坂に代えてDF車屋紳太郎を投入してシステムを4-4-2から3-4-3に変更。しかし、後半立ち上がりに好機を生み出したのは浦和だった。後半5分、カウンターから興梠が相手DFまでかわして放ったシュートはGKチョン・ソンリョンに弾き出され、同6分にはDF森脇良太のシュートのこぼれ球に反応した興梠が狙うもクロスバーに弾かれてしまった。

 しかし攻勢を強める浦和が後半9分に先制に成功する。右サイドでボールを受けた森脇が縦パスを打ち込むと李がヒールでゴール前に流し、後方から走り込んだ武藤が右足で蹴り込んでスコアを1-0とした。

 後半23分に川崎Fは登里に代えてMF森谷賢太郎を投入して反撃を試みるが、最後まで浦和ゴールをこじ開けることができず。逃げ切りに成功した浦和が1-0の完封勝利を収めて首位に浮上した。

(取材・文 折戸岳彦)
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