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fossBytesに4月11日(米国時間)に掲載された記事「"Windows 9" Mystery Reappears In A Recent Microsoft Document」が、3月31日(米国時間)に公開されたMicrosoftの特許文書「Compiler Caching for Runtime Routine Redundancy Tracking」を引き合いに出し、そこに掲載されているデータから昨年リリースされる予定だったオペレーティングシステムはもともと「Windows 9」であり、今夏リリースが予定されているRedstoneアップデートが本来は「Windows 10」とされていたのではないかという見解を示した。

Microsoftは2014年10月に次期オペレーティングシステムの名称を「Windows 10」と発表した。Windows 8の次のオペレーティングシステムに当たることから「Windows 9」が登場すると考えられていたため、この発表に多くの関係者が驚いた。Windows 9がスキップされた理由はMicrosoftから公式な見解が発表されていないため、憶測のみが流布されている状態にある。

先ほどの特許文書には「Windows 9 "Threshold"」という言葉が含まれていることから、fossBytesでは昨年リリースが予定されていたオペレーティングシステムがもともと「Windows 9」として開発が進められていたもので、今夏の提供が予定されているRedstoneが本来の「Windows 10」だったのではないかと意見をまとめている。

MicrosoftはWindows 10の初期のバージョンを開発コード名「Threshold」と呼んでいたことや、特許が登録された日付などを加味すると、fossBytesの推測には一貫性があると見られる。

(後藤大地)