厚切りジェイソンのWHY? 日本の新社会人とは温度差があるよ！

お笑い芸人の厚切りジェイソンが、TOKYO FMのレギュラー番組で、日本とアメリカの新社会人の違いについて語りました。

（TOKYO FM「厚切りジェイソンのThursday Night WHY」3月31日放送分より）



いよいよ2016年度ですね。新社会人の人もいると思いますが、「サラリーマン」って言葉は良いんですか？　大丈夫ですか？

「サラリーマン」は、アメリカ人としてはあまり良い響きではないですね。なんか僕には“給料のために生きている人”に聞こえるんですよね。英語では「サラリーマン」なんて言わないですよ。言われたら怒るんじゃないかな。

僕はアメリカの大学を出て仕事を始めましたけど、日本の新卒の方とは温度差を感じていますね。アメリカの新社会人は「どうすれば偉くなれるのか」と、とにかく出世のことばかり考えていて上司にいろいろアピールします。

でも日本だと、とりあえず先輩に言われたことをやる。コーヒーを作る、電話をとる……大企業のイメージは特にこんな感じですね。“人生の始まり”と“人生の終わり”くらいの違いを感じています。

「会社に入ったら和を乱さないようにみんなと仲良くしよう」という考え方と、「次の人生のステップのために何ができるのか」という考え方。違いますね。僕は“何になりたいのか”と、“どうやったらそれになれるのか”を考えるタイプです。自分から動いた方が、その方向に繋がれると思いますしね。

日本の会社も良いところはありますよ。例えば、先輩たちが後輩たちを見守っているという雰囲気は違いますね。アメリカだと自分が出世を考えてるから、後輩もある意味ライバルだしいろいろ教えてやる気持ちはないですね。もしかしたら日本のほうが、上の人の経験を参考にして活かせる仕組みにはなってるかもしれないですね。どっちも良し悪しがありますね。

新社会人の皆さんは頑張ってくださいね！