パリ・リヨン駅で販売されている日本の駅弁を味わってみた
日本国内を旅行する際、旅行のお供の1つと言えば駅弁。
日本では誰もが知っているものですが、実はヨーロッパでは一般的なものではありません。
その理由は、ヨーロッパの長距離の高速鉄道には食堂車が完備されている為です。
しかしながら日本を訪れる外国人が増えるに従って、日本の駅弁というサービスは認知が増えてきています。
そんな駅弁がパリのリヨン駅で発売されている、ということで、実際にどんな駅弁なのか味わってみました。
・パリなのにリヨン
パリもリヨンも都市の名前なので少し混乱してしまうかもしれませんが、日本の駅弁が販売されているのは、パリのリヨン駅です。こちらの駅はパリからディジョンを経由してリヨンに至る路線の起点で、美食の街といわれるリヨンに行く場合は、こちらの駅から出発する事になります。
・リヨン駅のど真ん中に駅弁の文字
パリで販売されている駅弁はリヨン駅のど真ん中に駅弁屋さんがあります。フランス国鉄のリヨン駅にJRのマークがついた駅弁屋さんがある、という日本人にとっては少し誇らしくなるような、そんなショップでは多くのフランス人のお客様が日本の駅弁を購入していました。ショップはHall1ではなくHall2にありますので、手に入れたい場合はHall2を目指してください。
・販売されているのは5種類の弁当
現在販売されている駅弁は、幕内弁当や助六弁当など5種類。さらに売店には日本のあられやお茶なども販売されており、日本人からすると少し割高ながらも、日本で販売されているおなじみのスタイルに思わず感動してしまいます。ショップの店員さんは全て日本の方でフランス語が堪能な方のようです。
・TGVの車内で味わう日本の弁当
パリ・リヨン駅で購入した日本の駅弁をフランスが誇る高速鉄道TGVで味わう。不思議な感じもしますが、きっと忘れられない旅になるに違いありません。車窓をいろどるフランスの景色と日本のおにぎり、他のフランス人乗客からも注目をあびる駅弁で、道中の新たな出会いも産まれるかもしれません。
実は、現在フランス全土で大人気となっている日本の映画「あん」( http://an-movie.com/ )。
この映画によって、日本の食べ物や食べ物に対する思いを知った、というフランス人の方にもたくさんお会いしました。
パリ・リヨン駅で販売されている日本の駅弁。期間は4月末までですので、もしGWにフランスに行く、という方がいらっしゃったら、フランスの景色を楽しみながら、日本のお弁当を味わってみてはいかがでしょうか?
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