日本人が英語をマスターできない本当の理由
日本人ビジネスパーソンにとって英語の必要性は増すばかり。
『もうこれで英語に挫折しない』(祥伝社刊)の著者、赤羽雄二さんは、建設機械で有名なコマツから外資系コンサルティングファームの「マッキンゼー」に転職。「英語を使えないと仕事ができない」という状態で、14年間結果を出し続けてきた。
本書では、その赤羽さんが、「いかに英語を身につけたか」や「いかに英語学習を継続したか」について明かしているが、そこには英語学習に挫折した経験がある人に気づいてほしいコツが多く含まれている。
■英語を一緒に勉強する仲間を作れ!
一人でこつこつと勉強を続けられる人というのは、実はそう多くない。
それなのに、受験英語の延長と考えるからだろうか、英語の勉強は一人でがんばるもの、と思っている人が多い。それが英語に挫折する大きな理由だ。
必要なのは「仲間」だ。自分のモチベーションが上がらない時でも、仲間が張り切って勉強していれば「自分も負けていられない」という気持ちが生まれるはず。
その仲間も、英語仲間というよりは、同じことに興味を持っている仲間を見つける方がいい。興味の対象は「海外サッカー」でも「メジャーリーグ」でも「好きなアーティスト」「ハリウッド映画」でも、なんでもいいのだ。英語のサイトを眺めたりYouTubeを検索したりしているうちに、日本語で読むことのできる情報はごくごく一部であることがわかるだろう。多くの場合、特定の情報の焼き直しに過ぎない。
英語によって、自分の知りたいテーマについてのより深い情報、他の日本人が気づいていない情報が得られるようになる。これはもう、英語の勉強というより、エンターテイメントである。
関心を持っている分野について英語で調べ、定期的に仲間と発表しあう場を設けることで、勉強を挫折しにくくなり、英語の実力アップも加速してゆく。
もし仲間が見つからないのであれば、SNSを利用するのも一つの方法だ。赤羽さんはFacebookで「二度と英語に挫折しない会」というグループを作り、英語学習者同士の交流を促す活動を行っている。さらに、4ヶ月に1度はリアルで集まり、英語を話す勉強会も計画している。東京は、赤羽さん自身が主催する予定だ。「英語仲間」のいない人にとっては、非常に刺激的な場になるのは間違いない。
東京でなくても、このグループに入ることで、自分が関心を持っている分野について、同じように興味を持っている同好の士を見つけられることだろう。もちろん、入会は無料。「二度と英語に挫折しない会」で検索すればすぐに出てくるので、一度覗いてみてはいかがだろう。
■英語の勉強は何度中断してもいい。
勉強に限らずダイエットなどにも同じことが言えるが、強い気持ちで始めたものほど、一度サボったり中断したりしてしまうと、自己嫌悪に陥ってそのまま再開できなくなってしまう。
しかし、ビジネスパーソンの日常は急な出張や残業、参加せざるを得ない飲み会などなど、続けられなくなる理由には事欠かない。これも、英語がマスターできなくなる理由だ。
普段から仕事に追われている人間が英語を勉強するというのは実際かなり無理のあること。途中で中断するのは恥ではない。中断してもすぐに再開すればいい。「毎日やらないと勉強じゃない」という意識は捨てた方がいい。
「3ヶ月勉強して1ヶ月休む」というサイクルで勉強するのも有効な方法だと赤羽さんはいう。仕事のプロジェクトでも3カ月単位で結果を出すものは結構あるから、ビジネスパーソンのリズムにあっているはず。ある期間は勉強、ある期間は休み、とはっきり時期を区切った方が集中しやすくなるという効果もあるため、時間のない社会人向けだといえる。
英語習得に挑戦しては挫折してきたという人、勉強しないといけないと思いつつダラダラ過ごしている人は、始めるなら今。本書は勉強をやり遂げるためのヒントをきっと与えてくれるはずだ。
(新刊JP編集部)
『もうこれで英語に挫折しない』(祥伝社刊)の著者、赤羽雄二さんは、建設機械で有名なコマツから外資系コンサルティングファームの「マッキンゼー」に転職。「英語を使えないと仕事ができない」という状態で、14年間結果を出し続けてきた。
本書では、その赤羽さんが、「いかに英語を身につけたか」や「いかに英語学習を継続したか」について明かしているが、そこには英語学習に挫折した経験がある人に気づいてほしいコツが多く含まれている。
一人でこつこつと勉強を続けられる人というのは、実はそう多くない。
それなのに、受験英語の延長と考えるからだろうか、英語の勉強は一人でがんばるもの、と思っている人が多い。それが英語に挫折する大きな理由だ。
必要なのは「仲間」だ。自分のモチベーションが上がらない時でも、仲間が張り切って勉強していれば「自分も負けていられない」という気持ちが生まれるはず。
その仲間も、英語仲間というよりは、同じことに興味を持っている仲間を見つける方がいい。興味の対象は「海外サッカー」でも「メジャーリーグ」でも「好きなアーティスト」「ハリウッド映画」でも、なんでもいいのだ。英語のサイトを眺めたりYouTubeを検索したりしているうちに、日本語で読むことのできる情報はごくごく一部であることがわかるだろう。多くの場合、特定の情報の焼き直しに過ぎない。
英語によって、自分の知りたいテーマについてのより深い情報、他の日本人が気づいていない情報が得られるようになる。これはもう、英語の勉強というより、エンターテイメントである。
関心を持っている分野について英語で調べ、定期的に仲間と発表しあう場を設けることで、勉強を挫折しにくくなり、英語の実力アップも加速してゆく。
もし仲間が見つからないのであれば、SNSを利用するのも一つの方法だ。赤羽さんはFacebookで「二度と英語に挫折しない会」というグループを作り、英語学習者同士の交流を促す活動を行っている。さらに、4ヶ月に1度はリアルで集まり、英語を話す勉強会も計画している。東京は、赤羽さん自身が主催する予定だ。「英語仲間」のいない人にとっては、非常に刺激的な場になるのは間違いない。
東京でなくても、このグループに入ることで、自分が関心を持っている分野について、同じように興味を持っている同好の士を見つけられることだろう。もちろん、入会は無料。「二度と英語に挫折しない会」で検索すればすぐに出てくるので、一度覗いてみてはいかがだろう。
■英語の勉強は何度中断してもいい。
勉強に限らずダイエットなどにも同じことが言えるが、強い気持ちで始めたものほど、一度サボったり中断したりしてしまうと、自己嫌悪に陥ってそのまま再開できなくなってしまう。
しかし、ビジネスパーソンの日常は急な出張や残業、参加せざるを得ない飲み会などなど、続けられなくなる理由には事欠かない。これも、英語がマスターできなくなる理由だ。
普段から仕事に追われている人間が英語を勉強するというのは実際かなり無理のあること。途中で中断するのは恥ではない。中断してもすぐに再開すればいい。「毎日やらないと勉強じゃない」という意識は捨てた方がいい。
「3ヶ月勉強して1ヶ月休む」というサイクルで勉強するのも有効な方法だと赤羽さんはいう。仕事のプロジェクトでも3カ月単位で結果を出すものは結構あるから、ビジネスパーソンのリズムにあっているはず。ある期間は勉強、ある期間は休み、とはっきり時期を区切った方が集中しやすくなるという効果もあるため、時間のない社会人向けだといえる。
英語習得に挑戦しては挫折してきたという人、勉強しないといけないと思いつつダラダラ過ごしている人は、始めるなら今。本書は勉強をやり遂げるためのヒントをきっと与えてくれるはずだ。
(新刊JP編集部)