石川県にはなぜか「一文字」の名字が多い 東さん、上さん、表さん、裏さん...
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2016年2月23日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「石川県は一文字の名字が多いのではないか?」という他県の人からの疑問について検証していました。
画像はイメージです(mliu92さん撮影、Flickrより)
金沢のはんこ店に伺うと、7560種類のはんこのうち一文字の名字は145種類。他にも注文の多い一文字名字はあるそうですが、これだけでは謎は解決しません。
ここにも石川県民らしい奥ゆかしさが
各都道府県の名字ランキングベスト20に、一文字名字が入っているのは全部で19カ所。そのうち3つ入っている県が最も多く、石川県、滋賀県、鹿児島県でした。
さらに、名字ベスト20の人数のうちの名字ベスト20のうち一文字名字の人数の割合をしらべると、第1位が鹿児島県の13.3%、第2位が石川県の12.9%でした。
石川県は、鹿児島県についで一文字名字が多いようです。
石川県の一文字名字の特徴としては、東・西・南・北、上・中・下、表・裏などの方向や高さを使う名字が多いです。さらにそれに「出」を付ける東出、西出さんなどの名字も多いのです。
これらの名字はどうして生まれたのでしょうか。実は、明治8年に平民名字必称義務令が出されて、武士でなくとも名字をつけることになった際、まだまだ武家社会の影響が大きかった石川では、武士の名字にかぶらないように配慮してつけたのだと言われています。
こんなところにも石川県民の奥ゆかしさが出ているのですね。(ライター:りえ160)