1月22日の午前3時過ぎ。早朝からの『めざましテレビ』出演のため、都内の自宅マンションを出る加藤綾子アナ(30)に、本誌は声をかけた。

――加藤さん、おはようございます。
「あっ、おはようございます」

――4月でフジテレビを退社されるとうかがいました。
「あ、すみません。ごめんなさぁい」

突然の取材にもかかわらず、吹っ切れたような笑みだったカトパン。その5時間後の8時前、彼女は番組中で、3月いっぱいでの『めざまし』卒業を発表した。4月末で退社する。

昨年の11月第4週にはゴールデンタイムの平均視聴率が民放最下位に沈むなど、凋落著しいフジは、エース・カトパンをも失った。

「朝5時25分からの『めざまし』のため、平日は毎朝3時に家を出る生活。加えてレギュラーが3本。特番にも引っ張りだこで、加藤は仕事の負担があまりにも大きい。

2年前には『めざまし』『ホンマでっか!? TV』の撮影中に一度ずつ倒れている。この年末年始も殺人的スケジュールだった。
育ててくれたフジへの感謝は尽きないようだが、フリー転身を考えたのも無理はない」(フジテレビ関係者)

ここ数年、退社が噂され続けた加藤のもとには、水面下で数多くの芸能プロからオファーがあった。

「そのなかからジャパン・ミュージックエンターテインメントが勝ち抜いた理由には、ある男の存在がある。『ジャパン〜』は、篠原涼子や上地雄輔の所属する芸能事務所。キャスター部門は出来たばかりで、さほど実績はない。

それなのに争奪バトルに勝てたのは、加藤が学生時代から親しい40代の幹部社員・A氏の存在があったからだ。2人はメル友。A氏は5年後、10年後のライフプランを提示して、加藤を口説いた」(カトパンの知人)

年収が1500万円近いカトパン。

「フリーになれば1億円はいく。将来的には2億円もありえるだろう。加藤はフジと話し合い、レギュラー継続も決まって、双方納得のうえで“円満退社”に至った」(芸能関係者)

脱サラと年収大幅アップに成功したカトパン。残るはムコ探しだけか。

(週刊FLASH 2016年2月9日号)