2016年に乗りたい!注目の新型車【輸入車編】
2015年は国産車の怒涛の勢いが印象的でしたが、輸入車も負けてはいませんでした。
例えば、高性能車の分野ではメルセデスAMGが「AMG-GT」を発表し、高級サルーンではBMWが「7シリーズ」を全面刷新、そして欧州車のメインであるDセグメントの分野には「ジャガー・XE」が参戦。各カテゴリーでの競争に一石を投じるモデルが相次いで投入されました。
また、海外では新型「アウディA4」や「ポルシェ911」のマイナーチェンジなどが発表。そして、2016年もそれらが続々と日本上陸を果たす予定となっております。その中から注目の5台を選んでみました。
■アウディA4
2013年のメルセデス・ベンツ「Cクラス」がモデルチェンジで圧巻の質感を披露してから、このクラスにおける戦いはさらに上のステージへと移りました。
ライバルの「BMW・3シリーズ」も昨年8月には初のマイナーチェンジを実施して商品力を磨いたのですが、ドイツプレミアムブランド御三家のアウディの「A4」のみが出遅れていました。
ただ、欧州ではすでに新型を発表済みで、2016年1〜2月頃を目途に日本へ入ってくるようです。
ボディサイズは4726mm×1842mm×1427mmと拡大した一方で、車重は最大で120kgもの減量に成功。パワートレーンは2.0L 直4ターボに7速DCTの組み合わせ。
■メルセデス・ベンツ Eクラス
ミドルサイズセダンとして日本でも人気の「Eクラス」の新型が遂に公開されました。
ボディはホイールベースで65mm、全長で43mmとサイズが拡大。インテリアでは運転席からインパネ中央までの幅広のディスプレイを備えており、上質感と先進性は正統進化。
そのほかにも、84個のLEDを組み合わせた「マルチビームLEDヘッドライト」やスマートフォンを介してクルマを駐車できる「リモートパーキングパイロット」などの新機能が盛り沢山とのこと。
■ジャガーFペース
イギリスの高級ブランド「ジャガー」。これまでは高級サルーンを中心に手掛けていたブランドでしたが、2013年にはスポーツカー「Fタイプ」を発売し、そして昨年10月にSUVの「Fペース」が日本上陸。
すでに2015年11月2日から50台の先行導入モデル「F-PACE FIRST EDITION」の受注は始まっていますが、個人的に注目は「Fタイプ」にも搭載される3.0L V6スーパーチャージャーを積んで、0-100km/hを約5.5秒で約80%にアルミニウムを用いた軽量モノコックボディを駆け抜けさせる「S」です。
■ポルシェ・911
スポーツカーの名門「ポルシェ」の代表モデルである「911」がマイナーチェンジを実施し、なんとエンジンが自然吸気からターボへと刷新されました。
すでに海外ではその実力が検証されているほか、昨年の東京モーターショーにも展示され注目を集めていました。往年の名車が打ち出した新路線がどのような価値を見せてくれるのか、スポーツカー好きなら気にせずにはいられない一台です。
■BMW・M2
コンパクトで軽量なボディが見せる俊敏な走りで人気を集めた「BMW・2002」の系譜を継ぐモデルとして2014年2月に日本での販売を開始した「2シリーズクーペ」。
全長:4440mm×全幅:1775mm×全高:1420mm(220i Sport)のコンパクトなボディをはじめ、前後重量バランスは50:50、さらには後輪駆動とBMWの掲げる“駆け抜ける歓び”を存分に味わえます。
これまでのラインナップは2.0L 直4ターボ「220i Sport」のほか、3.0L 直6ターボに6速MTを組み合わせた「M235i」の二本立てでしたが、ここに「M2」が追加されました。
搭載されるエンジンは370ps/465Nmを発揮し、トランスミッションは7速DCT。4.3〜4.5秒で100km/hに達するとのこと。なお、日本でも受注がスタートしており、価格は770万円。
(今 総一郎)
2016年に乗りたい!注目の新型車【輸入車編】(http://clicccar.com/2016/01/18/348621/)