Googleグラスが「折り畳み式」で復活?新型はAtomプロセッサーも搭載
source:http://9to5google.com
販売が中止されている『Googleグラス』が、折り畳み式になって復活!?
新型に関する内容や画像が、アメリカの放送通信事業を規制監督する、米連邦通信委員会(FCC)のサイトで公開された。
source:http://9to5google.com
メガネに装着できるウェラブルコンピュータとして2013年にリリース、一世を風靡した『Googleグラス』。
だが、公共の場で周囲に気づかれずビデオ撮影などができるというプライバシー侵害の恐れから、2015年1月に一般消費者向けの販売を中止。
その後、Googleは企業向け商品としての販売を検討すると発表していた。
プライバシー問題に考慮し撮影中はLEDライトが点灯
source:http://9to5google.com
今回の新型は、そういった企業向けEnterprise Editionとして発表されたものだ。
ぱっと見は、従来モデルとさほどデザイン上の変更はない。外観上の一番の違いは、折り畳んでコンパクトにできるヒンジが付いたくらいだ。
だが、細部や中味はアップデートされている。
パワーボタンはデバイス背面に移動、バッテリー寿命の向上を図り、外付けのバッテリーパックも装着することができるようになった。
source:http://9to5google.com
CPUは、インテルAtomプロセッサーを搭載し、より処理能力を向上(OSはもちろんAndroid)。先端に付いた画像などを映し出すプリズムも大型化され、より大きな画面表示ができるようになっている。
ビデオなどの撮影中は、デバイスのフロント面にあるLEDライトが点灯。外から見ても、撮影中であることが分かるような装備も追加されている。この辺りは、プライバシー問題に考慮したためだろう。
また、ワイヤレス接続のしやすさも向上させていて、ビデオストリームアプリ向けに5GHzのWiFiバンドも採用。トータルで、従来モデルよりも使い勝手が向上している。
発売時期などは、まだ明らかにされていないが、販売は前述の通り、企業向けになる模様。
となると、医療や業務用としての使用が予想されるが、全く一般人が手に入れられなくなるとも言い切れない。
様々な業種のスタートアップ企業が購入、独自にアプリなどを開発し、一般向けに販売することも十分ありうる。まぁ、Googleが企業に「一般売りはダメよ! 」といわなければの話だが……。
とりあえずは、動向を伺うしかないようだ。
【参考・画像】
※ this is Google Glass : Enterprise Edition in the flesh - 9to5Google
【関連記事】
※ Googleの自動運転車は「お先にどうぞ」と歩行者にサインを送る
※ ウェアラブル化に期待!手話を自動翻訳する装置で豊かなコミュニケーションを
※ 音楽が見えるように!? スマートヘッドフォン「ORA-X」がスゴい
※ Google Glassを「スカウター」に限りなく近づける驚異のアプリ
※ それってもう仮想ではないのでは…。仮想現実でパンチを受けるとショックを感じちゃうデバイス