かつて、彼らを比較した者もいた。それぞれ偉大なストライカーで、インテルとミランのユニフォームを両方とも着た選手だ。ピッチの外での生活（と美しい女性たちとのロマンス）が話題となるのも同じだった。だが、クリスティアン・ヴィエリ氏は、マリオ・バロテッリをあまり評価していないと語った。助言を求められると、「何もない。彼がやることに興味はない」と冷たく返している。

元イタリア代表のヴィエリ氏は、『Radio Capital』の番組で、現在のセリエAやナポリ対インテルのビッグマッチについて語った。ロベルト・マンチーニ監督と彼が率いるインテルに対しては賛辞を寄せたヴィエリ氏だが、恥骨炎で2カ月離脱中のバロテッリについては、次のように述べている。

「彼に言うことは何もない。彼がやることに興味がないんだ。彼のことはたいして考えていない」

ヴィエリ氏がバロテッリに対して厳しい言葉を発するのは、これが初めてではない。2014年夏、バロテッリがリヴァプールに移籍したときも、ツイッターでこうコメントしている。

「今日、（代表取締役のアドリアーノ・）ガッリアーニはミランの歴史上最高の取引をした」

一方、インテルのことは評価している。ナポリ戦で敗れはしたが、ヴィエリ氏は長友佑都の退場によって試合が左右されたと述べた。

「（ホセ・マリア・）カジェホンに対するファウルはなかった。あれはイエローカードじゃない。なんでもないよ。主審が大きなミスをしただけだ」

「インテルはとても強い。マンチーニは正しい位置に正しい選手をはめ込むのがうまかったんだ。後半戦はとても素晴らしいことをやってのけるだろう。最後までナポリ、ローマ、ユヴェントスと争っていくはずだよ」