精神的・肉体的にも・・・中国人が語る「国産車ではなく日本車を選ぶ理由」

　中国メディア・今日頭条は２３日、一中国人消費者の見方として「国産車を選ばずに、日系車を選ぶ理由」を紹介する文章を掲載した。（イメージ写真提供：（Ｃ）：ＰａｙｌｅｓｓＩｍａｇｅｓ／１２３ＲＦ）

　記事はまず、日本車と中国国産車が事故を起こした際の画像を紹介し、国産車の品質や性能が日本車に劣っていると主張。さらに「日本車は保有台数が非常に多いので、問題が発生して部品交換が必要になっても安価である」、「そもそも日本車は部品交換に至るような問題が発生するケースは非常に少ない」と論じた。

　日本車の故障の少なさについては「エンジンに問題が発生したのを見たことがない」と特記。度重なる修理はドライバーにとって、肉体的だけなく精神的なダメージを与える」と主張。その例として故障車を修理に持って行くたびに「また来たのか」と修理工場のオーナーにニヤニヤされることを挙げた。記事は、そういった修理工場のオーナーの多くが日本車に乗っていると指摘。となれば屈辱感は倍増のはずで、記事は、精神面も「国産車は選ばず、日本車を選ぶ理由」に加えた。

　あくまでも個人的な意見であり、この文章がすべての中国人消費者の見解を代表するものではない。その一方で、一時期日本車に対する不買運動が起きたり、「国産車の品質向上を支えるべき」との声が出たりするなかでも、中国人消費者のあいだには依然として日本車の質の高さに対する大きな信頼があることも伺わせる。

　デザインは自動車を購入する際の大きな決め手になる。ただ、実際に使ってみて「いいクルマだ」と感じるのは「メンテナンスに手間がかからない」部分が大きいのではないだろうか。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：（Ｃ）：ＰａｙｌｅｓｓＩｍａｇｅｓ／１２３ＲＦ．ＣＯＭ）