傍士 千智さん(駒込高等学校)

 東京都文京区にある駒込高校は、強豪ひしめく東東京にあり、関東一や帝京といった名だたる学校を相手に善戦を重ねる実力校だ。今秋は、ブロック予選初戦で東海大菅生に1対4で敗れたが、一冬超えてさらに力を伸ばすつもりだ。

 そんな選手たちをサポートする駒込高校のマネージャー傍士 千智さん。中学時代はバレー部に所属し、セッターとして活躍していた傍士さんですが、なぜ、高校野球のマネージャーの道を選んだのでしょうか?

良い練習が出来ていると、本当に嬉しくなるんです

「ダイヤのAを読んで憧れて、それで高校に入って実際に野球部を見てみたら雰囲気が良くて、ここでマネージャーをやりたいと思いました。選手たちが練習している風景が好きなんです。監督と選手が一緒になって盛り上がって良い練習が出来ていると、本当に嬉しくなるんです」

 笑顔でそう話す傍士さんだが、毎日のマネージャー業は、大変なことも多いはず。

「覚悟はしていたとはいえ、途中で放り出してしまいそうにもなりました。でも、その度に選手たちに支えてもらいました。せっかくこのメンバーと出会ってここまで来たんだから、最後まで一緒にいたい。悔しさも嬉しさも、きっと糧になるはずだからって今は思えるんです」

 持ち前の明るさと根性、そして絆で、傍士さんはますます頼れるマネージャーを目指す。

「駒込野球部はもっともっと強くなります!応援よろしくお願いします!」

 監督を除いて、実は部内で一番強いと言われる彼女の気合いが選手たちをさらに後押しすることは間違いない。

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