皇太子ご夫妻の長女・愛子さまは、学習院初等科2年のときにも「通学への不安」から不登校ぎみになる時期もあった。昨年は療養中で夜型生活を送られていた皇太子妃雅子さまが、原因となっていることも指摘された。宮内庁関係者はこう語る。

皇太子さまご出発の朝、手提げや傘を持ちながら元気よく登校され(11月17日)

「中学生ともなれば体調の悪い母親のことを理解し、気遣うようになります。

皇太子さま不在のなか、愛子さまは雅子さまの生活に合わせるようになって早起きができなくなり、ズルズルと不規則登校になってしまわれたというのです。

宿題が夜遅くまでかかり、朝起きることができなくなったという学校関係者の発言もありましたが……」(宮内庁関係者)

そんな状況が続き、普段は“温厚なパパ”である皇太子さまの堪忍袋の緒が切れて、「もう、行かなくていい!」と、愛子さまをお叱りになったことも『週刊女性』は過去に報じている。

「今年の7月に皇太子さまと雅子さまがトンガを訪問されたときは、ちょうど1学期の期末テストでしたが、愛子さまはきちんと出席されていたようです。

このときはご両親とも不在だったので、逆に緊張感があったかもしれませんが、今回はスイスのときと同じ状況なので心配申し上げていました……」(前出・関係者)

皇太子さまがニューヨークに向けて出発された11月17日、愛子さまは予鈴が鳴った8時20分直後に小走りでご到着。ご体調もいいのか、昨年は夏場でもみられたマスク姿ではなかった。

18日も同様、学校の守衛さんに挨拶をしながら、予鈴直後にご登校。19日も本鈴の前に校門をくぐられた─。お父さまが不在の間の、“遅刻ジンクス”を破った愛子さまに、

「美しいファッションに身を包み、公務をこなす母・雅子さまの姿をご覧になり、プリンセスとしての自覚も深まってきているのではないでしょうか」

と語るのは、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡辺みどりさん。

雅子さまの各所へのお出ましが増え、愛子さまにお手本となる「皇族としての教え」を説くことができるようになったのが大きいとみる。

「療養中のお母さまが、月に2回の地方公務や園遊会で奮闘される姿を見れば、皇族としての尊敬のお気持ちも出てくると思います。

プリンセスとしての活動や意義についての説明もあるはずで、中学2年生の愛子さまならそれを理解され、向上心がわいてくると思います」(渡辺さん)

最近は、お友達とカラオケやボウリングに出かけることもあるという愛子さま。

10月31日から2日間行われた文化祭『八重桜祭』では、クラスの出し物で、プレゼントを提供する「受付」も手際よくこなし、友人関係も良好だという。