若手が上司に足りないと思う能力、1位は「気持ちを察する力」
メディケア生命保険は11日、「若手と管理職の意識調査」の結果を発表した。対象は20〜29歳で役職が就いてない会社員・公務員500名、30歳以上で課長クラス以上の会社員・公務員500名の計1,000名。期間は8月21日〜24日。
○ 仕事のモチベーション、若手の1位は「事前通りに業務を完遂」
「どんな仕事(の成果)で、モチベーションが湧くか」を質問したところ、若手では「事前の計画通り業務を完遂すること」(34.0%)が最多となった。次いで「一緒に働くメンバーに感謝されること」(33.4%)、「成果に見合った給料が貰えること」(33.2%)。
管理職では、「難易度の高い業務を完遂すること」(54.2%)が1位だった。以降「お客さまに感謝される/笑顔がみられること」(49.4%)、「事前の計画通り業務を完遂すること」(44.0%)が上位にあがった。
「もし、起きたら我慢できない程の強いストレスを感じてしまう、仕事上のできごと」を聞くと、若手は44.2%で「職場での人間関係が険悪になる」。次いで、「他人のミスを押し付けられる」(41.0%)、「減給・減棒をされる」(38.8%)となった。
管理職の1位も「職場での人間関係が険悪になる」(41.6%)となり、以降「減給・減棒をされる」(38.0%)、「他人のミスを押し付けられる」(32.2%)と続いた。
若手に対して、直属の上司(管理職)のすごいと思う能力を聞くと、43.0%で「業務知識・能力」が最多となった。次いで、「人脈(顔の広さ)」(27.0%)、「社内営業力(立ち回りの上手さ)」(22.0%)と続いた。
一方、「直属の上司に足りないと思う能力」を聞いたところ、「気持ちを察する力(空気を読む力)」(18.6%)が最多だった。以降、「カリスマ性(一目おかれる存在感)」(16.4%)、「意思疎通力(適切な言葉や表現を用いて、過不足なく情報を伝達できる力)」(14.2%)。
管理職に対して「直属の部下のすごいと思う能力」を聞くと、「業務知識・能力」(20.4%)が最多に。以降、「責任感(最後までやり遂げようとする意思)」(18.8%)、「人脈」(10.0%)が上位にあがった。
「直属の部下に足りないと思う能力を質問すると、1位は「業務知識・能力」(25.2%)。次いで2位は「課題把握力」(23.0%)、3位「社内営業力」(22.8%)という結果となった。