全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、兵庫県の「ひょうご防犯ネット」へ寄せられた声かけ事案を取り上げたい。

金でなんとかなるとでも思ったの?画像はイメージです(Steven Depoloさん撮影、flickrより)

卑わいな言葉をかけ...

2015年10月28日、18時ごろ。丹波市山南町野坂付近の路上で、声かけ事案が発生した。

女子生徒が徒で通行中、車に乗った男に遭遇。男は女子生徒に対し卑わいな言葉をかけて「5000円あげるから」と声をかけてきた。女子生徒が断ると男は北方へ車で走り去った。男は40〜45歳くらいで白か銀色の車に乗っていたという。

この手の痴漢行為を目的とした不審者の特徴は、初めのうちは慎重に声をかけてくるケースが多い。相手に警戒心を抱かせてしまうと、すぐに逃げられてしまうからだ。しかし、この男は最初から卑わいな言葉をかけた上で「お金をあげるから...」と誘ってきている。

このような誘いに乗る女性がいるとでも思っているのだろうか?それとも、「金さえ出せば...」とでも考えているのか。浅はか過ぎる男の思考に泣けてくる声かけ事案だ。

事案ウォッチ全国の事案情報を紐解き、ときに想像を膨らませながらご紹介。
本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。