全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、島根県の「益田市安全安心メール」へ寄せられた不審者事案を取り上げたい。

警察官に扮した男が...。画像はイメージです(spinster cardiganさん撮影、flickrより)

警察官を騙る男

2015年10月28日、18時ごろ。益田市あけぼの西町地内の公園において、不審者事案が発生した。

複数の女子生徒が公園でブランコに座っていると、50歳くらいの警察官を騙る男に遭遇。男は女子生徒らに対して「トイレの中にタバコが落ちとんだけど、お前らが吸っとるんか」「トイレの中、見に来い」と声をかけてきたという。

いやはや、警察官を騙るなど大胆不敵な不審者である。しかし注目すべきなのは、男の容姿だ。髪の毛はボサボサ、上着は黒いコート、下は紺色のジャージだったという。よくもまあ、そんな格好で警察官に変装できると思ったものだ。

だが、「警官です――」と突然話しかけられたら、殆どの人がそのまま鵜呑みにしてしまうのでは?たまたま今回のケースが分かりやすかっただけ、ということを忘れてはいけない。

もちろん、この男は休日をのんびりと過ごしていた本物の警官だったという可能性もあるので、一概に言い切ることはできないのだが......。

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本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。