全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、栃木県の「地域安全情報の配信(宇都宮南警察署)」へ寄せられた不審者事案を取り上げたい。

田んぼ道での恐怖体験...。画像はイメージです(M Murakamiさん撮影、flickrより)

履いていたズボンを...

2015年10月27日、20時ごろ。宇都宮市内の路上で、不審者事案が発生した。

女子高校生が自転車で田んぼ道を帰宅途中、近くに車が停まった。車からは、年齢が40歳くらいの男が下りてきて、履いていたズボンを下ろそうとしたという。

この事案のポイントはその犯行現場にある。そこは、田んぼ道だ。つまり周りに建物などはなく、通行人も少なかった可能性が高い。

その状況下で、女子高生の近くに車を止め、いきなり自分のズボンを下ろそうとした男......。「急な尿意に襲われて」などといった言い訳もちょっと難しいだろう。被害に遭われた女学生に同情するしかない露出事案である。しかし、男が強姦魔でなく露出狂だった点は、不幸中の幸いといえるかもしれないが。

事案ウォッチ全国の事案情報を紐解き、ときに想像を膨らませながらご紹介。
本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。