全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、北海道の「ほくとくん防犯メール」へ寄せられた不審者事案を取り上げたい。

入れ歯を見せつける男...。画像はイメージです（Jim Kravitzさん撮影、flickrより）

何も言わず走り去った

2015年10月26日、16時ごろ。京極町字更進において、不審者事案が発生した。

小学生が下校中に、車に乗った男に遭遇。男はクラクションを鳴らして注意を向けた後、口にくわえていた入れ歯を見せてきた。その後、男は何も言わず走り去ったという。

不審者というのは、多くは何を考えているのか分からない。そのなかでも、今回のケースは出色だ。小学生に入れ歯を見せつけ、何もせず何も言わずに走り去る男――。その目的が徹頭徹尾理解できないため、シュールを通り越してどこか不気味な事案である。

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本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。