学生の窓口編集部

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赤ちゃんを笑わせようとするとき、何をしますか?
「いないいない、ばぁ」でしょうか?こちょこちょと、くすぐってみるでしょうか?

認知科学者のカスパル・アディマン氏によれば、赤ちゃんは生後6週目くらいから笑顔を見せます。
そして、声をたてて笑うのは、だいたい3か月半くらいのころです。
もっとも赤ちゃんを笑わせるのは、こちょこちょくすぐること。そして「いないいない、ばぁ」のようなゲームが、その後に続きます。
研究所で赤ちゃんについて調査した結果、アディマン氏は、赤ちゃんが笑う最も大きな理由をつきとめました。

赤ちゃんが笑うのはくすぐったいことが理由ではありません。
「くすぐっているのに、くすぐったいから笑うのではない?」と不思議に思われるかもしれませんね。

でも、アディマン氏によれば、赤ちゃんが笑う最も大きな理由は、大人に何かしてもらうためだといいます。
言い換えれば、他の人との関係を感じているときに、赤ちゃんは笑います。

「いないいない、ばぁ」で顔が見え隠れするトリックや、くすぐったいという体の感覚は、赤ちゃんを笑わせるのに十分ではありません。
赤ちゃんは、「あなたが自分のために、いないいないばぁをしている」とか、「あなたが自分をくすぐっている」という状況に笑っているのです。

How to Make a Baby Laugh
http://nymag.com/scienceofus/2015/08/how-to-make-a-baby-laugh.html?mid=full-rss-scienceofus