9月2日に行われた対ボストン・レッドソックス戦に先発したニューヨーク・ヤンキース田中将大が、6回1/3を投げ11勝目をあげた。

ところが、ネット上のファンフォーラムでは「田中は1イニングで3つもど真ん中に甘いボールを投げた。こんなことを続けていては駄目だ」と、立ち上がりの"失点癖"への批判コメントが上がった。

さらに5回に2点目、6回にホームランで3点目を献上すると「田中しっかりしろ。クォリティースタートが必要だ」と言った檄や、「今日は大量リードで打たせて取ろうとしているだけだろ、(フェンウェイ・パークのような)狭い球場ではホームランを浴びる可能性は高いんだ」「あのスプリッターはかなり甘かったぞ」と厳しい指摘も出ていた。

それでも3点失点のまま7回途中で降板すると、「田中は自分の仕事をしっかりやった。何点かの失点はあったもののほとんどのパートで良く頑張ったと思う」「今日は援護点が多かったから少しリラックスしたのだろう、その後の投球は悪くなかった」と総括した。

プレーオフに向けて頼れるエースとしての田中への期待も大きく、大量得点差での4失点でも、投球内容などの質に拘るヤンキース・ファンの厳しい叱咤激励のようなコメントが毎イニング、ネット上には並んだが、田中の降板後にヤンキースは9点もの失点。ヤンキースは15-13で勝利したものの、リリーフ陣の冴えない投球内容にさらなる厳しいコメントやブーイングが数多く寄せられた。