グーグルAIがつくる「悪夢画像」を、自分でつくれるサイト

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画像に特定のパターンを見つけるAIを使って、悪夢のような世界の画像を生成させるグーグルのプロジェクト「Inceptionism」。この技術を自分の写真で試せる「Deep Neural Net Dreams」を紹介。

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グーグルの研究者チームは2015年6月、画像の分類や並べ替えを行う同社の人工知能(AI)「人工ニューラルネットワーク」に生成させた、「Inceptionism」という画像集を公開した

グーグルの新しい写真アプリで人の顔や動物を認識するのに用いられている人工ニューラルネットワークは画像を特定できるパターンを見つけるものだが、Inceptionismでは逆に、「知っているパターンに近い何か」が少しでも検出されたら、その部分をフィードバックループで繰り返させていくことで、奇妙な悪夢のような世界を生成させた(実際の例はこちら)。

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We ran the #Chronophage through Google’s #deepdream algorithm. It became less surreal. pic.twitter.com/tJwN8SNyls

― Cambridge University (@Cambridge_Uni) 2015, 7月 3

そしてこのほど、Inceptionism的なAIコードを、自分で撮影した写真で実行できる新サイト「Deep Neural Net Dreams」が登場。ザイン・シャーが作成したこのサイトでは、超現実的な風景や抽象画風のネコなど、実にサイケデリックな、目を見張るような画像が生み出される。有名な絵画を渦巻き状に変形させて再現することもできる。

以下は、ハッシュタグ「#deepdream」とともにTwitterにアップされた作品を、「Google Deep Dream (グーグルの深い夢)」というタイトルでUK版『WIRED』がまとめたものだ。

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