韓国メディア・朝鮮日報の中国語電子版は17日、日本人と中国人ではショッピングのスタイルがまったく異なることが韓国IT企業・LG CNSの調査によって明らかになったと報じた。(イメージ写真提供:(C) Olga Besnard/123RF.COM)

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 韓国メディア・朝鮮日報の中国語版は17日、日本人と中国人ではショッピングのスタイルがまったく異なることが韓国IT企業・LG CNSの調査によって明らかになったと報じた。

 記事は、同社がソウル・明洞の大型スーパー、免税店で「2人1組で中国人観光客、日本人観光客の後を追い、売り場に入ってからショッピングを終えてタクシーに乗るまでの全行程を追跡」する方法、およびインタビュー形式によって、それぞれのショッピングにおける行動パターンを調査したと紹介。

 同社のサービス革新グループリーダーが「2月半の調査によって、中国人と日本人の買い物には鮮明な違いがあることを発見した」と語ったことを伝えた。

 そのうえで、「4人家族の中国人観光客による平均的なショッピング形態」として「大型スーパーに入ると、女性が商品を選ぶ一方、男たちは食品カウンターに行って無料の食べ物を味わう」、「各売り場を巡るため、動線が長くなる」、「買う段階になると、バラバラになっていた一家が集まって協議する」「周囲の韓国人が買おうとしている物が気になり、同じものを買う」といった特徴が見られると紹介した。

 一方、日本人については「売り場に入ると、スマートフォンやメモ用紙に記録した買い物リストをショッピングカートの上で広げる」、「中国人とは違い、自分が欲しい物だけを探して買うと帰る」、「買い物中に問題に遭遇しても、他人に尋ねることなく、商品の情報を念入りに読むだけである」との調査結果が出たとした。

 記事はまた、同社の調査ではさらにこれまで「中華文化圏では大同小異」と思われていた大陸と台湾・香港の観光客間にも違いが出たとし、台湾・香港の観光客は多くのブランドから選ぶのに対して、大陸の観光客は韓国の有名ブランド商品を集中的に購入する傾向があることが分かったと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C) Olga Besnard/123RF.COM)