「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!」(テレビ朝日/31日放送分)では、「スポーツ史に残る大事件」と題し、元広島カープのキャッチャー・西山秀二氏と元ヤクルトスワローズ・池山隆寛氏によるクロスプレーに端を発した球史に残る乱闘劇にスポットを当てた。

事件は1993年6月に起こった。広島−ヤクルト戦において、サードランナーだった池山隆寛氏はゴロの間にホームへ突入、西山氏と交錯した。アウトのタイミングながら強引に突っ込んだ池山氏のタックルにより西山氏が激怒するや、ボールを持った手で池山氏を殴打した。

両軍入り乱れる大乱闘となったが、ゲストの西山氏は「あれはですね。伏線があった。この1週間前に全く同じ場面があった」と明かす。

「(1週間前のゲームでは)捕るか捕らないかのタイミングだったからそれはしょうがないと思うんですけど、その時は池山さんの肘が本当に顔に入った」という西山氏。この一撃により脳震盪を起こした上、判定はセーフになってしまった。

「(タイミングは)アウトやからまさかと思ったら池山さんは僕の顔めがけてまたきた」。こう西山氏が続けると「本来ダメなんですけど1週間前にあった時に達川さんに“西、キャッチャーというのはチームの顔だと。要だと。相手チームに舐められたら終わりだと。もし今後こういうプレーがあったらお前は絶対にやり返さなきゃいけない”と言われていたんです」とも――。乱闘の裏では先輩・達川光男氏によって焚きつけられていたことも判明した。