トルコ昨季王者のフェネルバフチェが10分で退場者4人を出す事態に

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昨季のトルコリーグ王者フェネルバフチェが、10分で4人の退場者を出し、7人でプレーする事態が起きた。

25日のリーグ第33節で、今季2位のフェネルバフチェはイスタンブール・ベシャクシェヒルとアウェーで対戦した。この試合、フェネルバフチェは引き分けでも優勝の可能性が消滅する厳しい状況だった。

ところが試合は0−2でリードされる厳しい展開に。イライラが募ったのか、83分にメフメト・トプズが相手選手の足をファールの際に踏みつけ、レッドカードで一発退場となった。

続いて90分には、ゴール前でブルーノ・アルヴェスの肩にボールが当たり、ハンドの判定でレッドカードを受け、さらにジャッジに抗議したジャネル・エルキンも退場処分となった。

悲劇はなおも続く。アディショナルタイムにはピエール・ウェボが、ロングボールに対して足を上げる危険なプレーをしたとして退場となり、チームは試合終了までの5分間を7人でしのぐことになってしまった。

ネット上では二人目の退場者となったトプズのハンドをとる判定を始めとし、大半は不必要なレッドカード提示に批判的な声があがり、「トルコのサッカー協会は変革が必要だよ」と協会に対する批判の声も出ている。

また、7人対11人になった残りの時間のプレーについては「ハンデがありすぎて相手チームも戸惑っていた」とのコメントも寄せられている。なお、フェネルバフチェは残り5分を無失点に抑えたという。