ハノーファーの清武弘嗣が、5月23日に開催されたドイツ・ブンデスリーガ最終節フライブルク戦に先発出場し、開始早々3分に先制点を決めた。チームは2−1でフライブルクに勝利し、最終節にして今シーズンの1部残留を決めた。

清武のこの試合でのパフォーマンスについては、ドイツ主要紙<bild>が今季2回目となるベストイレブンに選んだほか、ブンデスリーガ公式サイトも先制点を評価しマンオブザマッチに選出している。

今季初となるヘッドでシーズン5点目を記録し、試合後の公式会見でも「硬くなるゲームで、前半にああいう風に点が入って良かったですね。3分で入ったのは早かったなあと思ったんですけど」と語った清武は、昨年所属したニュルンベルクでの降格の経験からか「2年連続(の降格)は避けたかった。ハノーファーは落ちるチームじゃないし」と試合を振り返っている。

6チームが最終節まで残留争いを競う前代未聞の混戦となったブンデスリーガだが、「日本人3クラブ、(酒井)高徳も残ったし、ハジ(細貝萌)くんも(原口)元気も残ったし、良かったです」と、日本人選手が所属するシュトゥットガルト、ヘルタ・ベルリンもこの日の残留を決めたことを喜んだ。