何月何日にどんな服を着てたかチェックできる「コーデカレンダー」。人と会う時、前回と同じコーデだった……なんて事態を防ぐことができる。

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今、まさに春から夏への季節の変わり目!冬に着ていたコート類は奥へしまい、春夏シーズンに活躍させたいTシャツなどを引っ張り出してるところです。こうして久々に対面する、涼しげなアイテム群。中には「そういや、こんなの持ってたなぁ」なんて服とも再会したりして。そして、そこに新たな服も続々と加わっていきます。だって魅力的な新作を目にすると、やっぱり買いたくなっちゃうもの。さて、手持ちは揃いました。しかし、これらをどう組み合わせていくかが勝負になるぞ……。

そんな時に、ちょっと役立ちそうなツールを発見! 株式会社スタイルレシピが提供しているアプリ、その名も「Sutarepi(スタレピ)」を活用すると、プロのスタイリストにコーディネートの相談ができるらしいのです。

「私の前職が営業だったのですが、人から見られることの多い仕事なので服装に気を遣う必要がありました。でも、それってセンスが必要になりますよね。あの頃は『代わりに誰かにスタイリングしてほしい!』『メールでコーディネートを送ってくれたらいいのに!』って思ってました(笑)」(担当者)
この欲求をそのまま形にしたのが、今回のアプリです。

では、具体的な内容を紹介していきましょうか。大きく分けて、3つの切り口があります。
●ファッションチェック
チェックして欲しい全身のコーデ写真を送ると、そのコーデについてスタイリストが“プロの視点”からアドバイスしてくれる。

●コーデ相談
「クローゼット」に登録した自分のアイテムでコーディネートをつくってもらえるサービス。自分の洋服なので、すぐに着られる実践的なコーディネートが決まる。

●買い物相談
買い物でどちらのアイテムを買うか迷ったとき、自分の「クローゼット」に登録したアイテムを参考に、似合う方のアイテムを教えてもらえるサービス。
「メインとなるのは、『コーデ相談』です。例えば『週末にバーベキューに行くんですが、どうすれば……』と質問したら、プロのスタイリストがコーディネート例を提案してくれます」(担当者)

しかも、上記の相談は指名制。アプリ内で紹介される数名のアドバイザーから、希望の“相談相手”を選ぶことができるのです。
「最近は“自称スタイリスト”のような方も増えていますが、このアプリではファッション誌や広告、タレントやミュージシャンなど、様々な媒体でスタイリングを手がけているプロばかりを揃えました」(担当者)
もちろん多忙を極めるプロスタイリスト達だけに、毎回、すぐに返答できるかはわからない。
「参考にしていただくため、各スタイリストのページには『12時間』『24時間』『48時間』など、回答できるであろう時間を表すフラグを表示しています。『オンライン中』表示のスタイリストを選べば、返答が早いかもしれません」(担当者)
なるほど。早ければ1分後、遅くとも48時間以内にはアドバイスをいただけるわけですね。

いや、それだけじゃない。このアプリ、「手持ちのアイテムを可視化できる」という要素もメリットとして見逃せません。手持ちの洋服や小物類の画像を登録しておけば、“自分だけのデジタルクローゼット”に早変わり! 「自分が持っているアイテムがパッと思い出せず、気付けば似たような服が2枚、3枚……」なんて事態が防げるのです。

そんなこの「Sutarepi」、これまでのダウンロード数は25万回を超えているとのこと。
「基本的に25〜35歳の“働く女性”をターゲットにしているのですが、蓋を開けると10代後半〜20代前半女性による利用が予想以上に多かったです。『高校の卒業旅行に何を着ていけば……』『大学へ進学するのだけど、今年の春に何を買えばいい?』という相談が多かったんですよ」(担当者)
もちろん、男性による利用も可能。男性登録者は全体の2割に達しているそうです。

さて、ここで立ち位置を変えてみたい。このアプリ、相談者側にもメリットがあるんです。
「今後、アドバイザーとしてショップ店員や読モブロガーも追加していきます。ショップ店員さんからは『ユーザーのクローゼットの中を知ることができるので、マーケティングにいい』という感想をいただきました」(担当者)
実はこのアプリ、「このコーディネートにこのアイテムをプラスすると、さらに良くなるよ」と“ちょい足しアイテム”を提案してくれる機能(提携ECサイトに直結)もあるのだそう。

よく考えてください。我々が買い物に行く場合、ショップ店員は客側の手持ちアイテムを把握してないですよね。このアプリでは、ユーザーの手持ちアイテムを踏まえた上で新アイテムを提案してくれます。
「利用者のクローゼット内を見た上で、アドバイスできる。アパレル側からすると、サービスとして究極になります」(担当者)
結果、そのアドバイスは利用者側にとって“刺さる”ものとなる。だからこそ、一度相談したユーザーの“再相談率”は90%を超えているそうです。
「信頼関係ができた相談員からのアドバイスは、ユーザーさんとしても受け入れやすいと思います」(担当者)

このアプリって、プロのスタイリストを雇ったかのような感覚なのかしら!? しかも、相談に関しては全て無料となるみたいです。衣替えの際に自分の衣服を撮影して、スタイリストに相談するのもいいんではないでしょうか?
(寺西ジャジューカ)