写真は公式HPより

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 去年の紅白の目玉の一つだった、松田聖子(53)・神田沙也加(28)の親子共演。そして、娘の出演後、聖子が目頭を抑えて涙を拭っているシーンも大きな感動を呼んだ。

 かつては、沙也加の男性問題や、聖子の事務所移籍問題など、様々なトラブルが多かった母娘。深い溝があるともいわれていたが、この涙を見て親子愛を感じ、確執は過去のものだと思った視聴者も多かった。

 だが、4月28日発売の「女性自身」(光文社)では、その確執が、もはや手遅れになっていることを明らかにしている。

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箝口令が敷かれていた?

 4月17・18日と3年ぶりに舞浜アンフィシアターで「松田聖子のファンミーティング」が開催された。ファンクラブ会員限定で、チケット代金は3,900円。2012年に開催されたファンミは13,650円だったため、この大幅値下げにファンは戸惑った。一説によれば、ファン離れ対策ではないかと囁かれている。

 そして、ファンミ自体もいつもと違う異常な雰囲気だったそうだ。

 まず、入場に関して、本人確認のため、ファンクラブ会員証・身分証明書・当選ハガキ・代金の振込受領書の提示が必ず必要となる厳重なセキュリティが驚きの声を呼んだ。さらに、チケット裏には“内容をネット上に書き込む行為を禁止”と書かれ、箝口令が敷かれていたのだ。

 それはなぜか? そこには意外な事実が明らかになっていく。

 箝口令について、「前回との比較を恐れたのではないか」と音楽関係者は語る。

「前回のファンミは沙也加も参加し、何曲も歌っています。それが今回は、出演はおろか、聖子が不自然なほど娘の話題に触れていない。ファンなら母娘の確執を疑うはず。それを広めたくなかったのでしょう」

二人の不仲説が確信に…

 また、今年1月に出版された、沙也加のスタイルブック『Dollygirl』(宝島社)も話題になっている。

「よくあるスタイルブックに加え、沙也加さんが半生を語るロングインタビューも掲載されています。しかし、父・神田正輝(64)さんとのツーショット写真は載っているのに、母・聖子さんは、写真はおろか、名前すら出てこない。沙也加さんにとって聖子さんは母親であり芸能界の先輩でもあるのに、名前すら出てこないのは異常事態です。母に対する決別宣言ともとれますね」

 そこにきて、今回のファンミでの出来事だ。

「聖子もイベントで沙也加の名前をいっさい口にしない。これは、互いに独立したといえば聞こえはいいのですが、もはや無視ですね。共演NG、今後一切かかわることのない冷えきった親子関係を確信しました」(同関係者談)

 紅白の涙から一転、お互いを無視する断絶。ファンや業界関係者が期待した再共演を見ることは、かなり難しそうだ。

(取材・文/タナカアツシ)

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