2007年は、仏門に入ってしまうオヤジがぞろぞろ出てくる?

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2006年も残すところあとわずか。ファンキー通信をご愛読いただいているファンの皆様、今年も一年間ありがとうございました!日頃のギモン解決から、オフィスで役立つネタまで幅広くカバーしているファンキー通信。来年もますますパワーアップして行きますので、これからも宜しくお願いします。

というわけで今回は、年末特別企画として、勝手に来年の流行を予測しちゃいました。

・家に居られなくなって・・・「出家オヤジ」

「2007年問題」がいよいよ現実のものになる。
団塊世代(1947〜1949年生まれ)の一斉定年退職がいよいよピークを迎えるのだ。これまで命を懸けて闘ってきた職場を去り、ようやく家でのんびり…と思いきや、家族にお荷物扱いされ、慣れない家庭に居場所を見いだせない大量のオヤジたちが出現。そんな彼らに対し、世の中の企業は「団塊世代マーケット」として、退職金でリッチなオヤジたちをなんとか取り込もうと必死になっている。当の本人たちは打ち込めるものを探そうとするも見つからず、ヒマをもてあますかのように"家出"。私たちが日中近所をぶらぶらする散歩オヤジを見かけることも珍しくなくなるだろう。世の儚さと気の迷いから、文字通り家を出て仏門に入ってしまうオヤジが出てくる事必定。

・そして娘たちはDeb2.0

そんな団塊オヤジたちの子供たち、団塊ジュニア世代(1971〜1974年生まれ)や、いわゆる氷河期世代(1972年〜1981年生まれ)。この世代の女性たちはとくに自らの生活を大切に生きていて、自分への投資へも惜しまない。2006年は岩盤浴(*1)、デトックス(*2)、ルーシーダットン(*3)など、「内側からキレイになる」数多くの健康法・ダイエット法が女性たちを魅了した。倖田來未さんが著書の中で、独自のダイエット法を公開したのも記憶に新しい。来年はどんな想像を絶するユニークなダイエット法がデビューするのだろうか・・・。

・「下方婚」で、負け犬が続々減少する?

藤原紀香とお笑いタレント・陣内智則の衝撃的な結婚が記憶に新しいが、キャリア志向・上昇志向があると思われていた女性が、自分よりも所得・将来性、さらには身長までも低い男性と結婚してしまう、というパターンが急増するだろう。これまでは男性に対して女性の年収が低いという意味での「下方婚」が主だったが、今後はこの逆パターンの「下方婚」、「下方愛」が増殖するはず。
藤原紀香の偉大な先例が、"負け犬"(*4)と呼ばれるのに嫌気がさした女性達を救うか?

・「エロハス」で少子化にも歯止めがかかるか

坂本龍一氏が自らが編集した雑誌で提唱した「エロハス」(エロ+ロハス)。ロハスのコンセプトで、エロの世界を楽しもうというもの。スローライフ・スローセックスで自然と共生しつつ、少子化対策。これからはエロとロハスを追及するあらゆる技術がメディアを賑わすに違いない。精神が愛で満たされ、ついでに環境保全、世界も平和になるならこんなにいいことはない。【第二回に続く


*1 岩盤浴
サウナ形式の風呂の一種。発汗作用で新陳代謝の活発化が図れると人気になり、
2006年には都市部を中心に出店ラッシュが見られた。

*2 デトックス
"解毒"を意味し、特に、体内の毒素・有害物質を排出するための健康法。
抗加齢や美容のために良いと言われ、女性たちの間で人気に。

*3 ルーシーダットン
タイ式マッサージに由来する、健康法。ストレッチ効果と共に、
リラックス効果も期待とされる。

*4 負け犬
酒井順子氏によるエッセイ"負け犬の遠吠え"で定着した、
30代以上・未婚・子なしの3条件が揃った女性を指す言葉。

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