【ファンキー通信】レジ袋がもうすぐ有料になる!

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 「コーヒーが120円、お菓子が200円。レジ袋5円、あわせて325円になります」。コンビニのお姉さんにこんな風に微笑みかけられる日が近づいていることをご存知だろうか? スーパーやコンビニで買い物すると必ずといっていいほどついてくるレジ袋、これが有料化する法案が取り決められようとしている。

 レジ袋は年間で300億枚も消費されているといわれている。しかもその半数以上は海外からの輸入にたよっているのだ。レジ袋はコンビニからあなたの家まで荷物を運ぶと、あとは捨てられるのみ。そんなすぐゴミになってしまうレジ袋を、わざわざ海外からお金を出して買っているなんてなんとももったいない話だ。

 環境省の清水さんの話によると「レジ袋の有料化はお金を取ることが目的ではなくて、あくまでレジ袋の量を減らすための法案なんです」とのこと。たかが缶ジュースとパンひとつくらいの買い物のためにレジ袋は必要ないであろう、そんなレジ袋の無駄な利用を、有料化することで抑制するのが目的なのだ。

 6月23日に「中間とりまとめ」を出し、大まかな方向性を決めた段階。7月の上旬くらいから、環境省のホームページなどで、この中間とりまとめに対する意見を広く募集する予定である。

 環境省はレジ袋の代わりとしてマイバックの持参を推奨している。最近ではおしゃれなものも増えてきており、雑貨屋などではデザインの凝ったものが並んでいる。お店や自治体によっては買い物袋を持ってきたお客さんに特典をつけているところもある。また、「レジ袋はいりません」と言うことで、お気に入りのコンビニ店員さんに「環境に優しい人」アピールもすることもでき、まさに一石二鳥である。

 有料化と聞くと「消費者の出費が増えるだけ」という悪いイメージが先行しがちだが、どうやらそうでもなさそうだ。身近で使用頻度の高いレジ袋、この有料化をきっかけに環境問題に目を向けてみると、いろんな無駄が発見できるかもしれない。まず手始めに、買い物にはマイバックを持っていって、ひと足お先にエコな人デビューなんていかが?(文/verb)