ペヤング「製造過程でのゴキブリ混入、否定できない」 全工場の生産自粛を発表
インスタントカップやきそば「ペヤング」にゴキブリとみられる異物が混入していた問題で、製造・販売元のまるか食品(群馬県伊勢崎市)は12月11日、「製造過程での混入の可能性は否定できない」として、当面の間、全工場(本社工場、赤堀工場)での生産自粛と、全商品の販売休止をすることを発表した。
さらに、現在自主回収の対象になっていない商品についても、安全上の問題はないとしつつも、回収することを決めた。「ご心配のお客様におかれましては、自主回収商品と同様に、弊社宛てにご返送くださいますようお願い申し上げます。後日商品代金をお送りさせて頂きます」としている。
同社はこれまで、「製造過程での混入」は考えられないとしてきたが、外部委託機関の分析報告をもとに、社内で検証した結果、その可能性が否定できないと判断した。同社では、「(顧客から商品に虫が混入していたという)お申し出を頂いた事実を真摯に受け止め、一層厳正な品質管理の徹底を図る」としている。
この問題をめぐっては、12月2日夜、ツイッターにゴキブリとみられる異物が混入している画像が投稿され、ネットで大きな話題になった。同社は12月4日、異物が混入した商品と同じラインで製造された「ペヤング ハーフ&ハーフ激辛やきそば」と「ペヤング ハーフ&ハーフカレーやきそば」の2種類、計約5万食の自主回収を発表していた。
(弁護士ドットコムニュース)