iPhoneが数式を解くアプリは、大人がドヤ顔できる脳活アプリだった

写真拡大 (全4枚)

学生時代に必死になって勉強した数学。社会人になってからというもの、すっかりご無沙汰になってしまった。
今や、もちろん数式なんて記憶の彼方。子どもに宿題を聞かれようものなら、たじたじしてしまったりする自分が情けない。

そんなかつて数学もできた自分のために頼れるアプリが「PhotoMath」だ。
なんとiPhoneのカメラを利用して、数式が解けてしまうのだ。

●操作はカメラをかざすだけ
操作は実に簡単。アプリを起動してカメラ画面で赤枠の中に数式が入るようにするだけでよい。たったこれだけで、あとは何もしなくても勝手にiPhoneが数式を解いてくれるのだ。


赤い枠の中に数式が入るようにする。枠の大きさは指で調整することもできる。



あっという間に答えが表示された。[Steps]という赤いボタンをタップする。



解き方が表示される。画面下の矢印をタップすることで、順を追って確認できる。


●正解がわかるだけじゃない、大事なのは解き方
このアプリのありがたいところは、答えだけでなく、数式の解き方まで表示してくれるところだ。答えはもちろん必要だが、重要なのは解き方の方だったりする。
単なる計算アプリではなく、ちゃんと数学を学ぼうとする人や、数学を忘れてしまった人にとっても役に立つアプリなのだ。

学生の諸君は、ラクをするためにではなく、きちんと勉強するために利用するようにしよう。宿題の答え合わせなんかに役立ちそうだ。

なお、画面下の「History」ボタンをタップすることで、今までに解いた数式の履歴を見ることができる。後でもう一度確認することもできるわけだ。

●さらなる機能アップが待たれる「PhotoMath」
現在、「PhotoMath」が対応している数式は、四則演算、小数や分数、べき根と1次方程式。だいたい中学生レベルを想定している。今後、さらに解ける数式が増えていって、三角関数なんかも解けるようになるとありがたい。

また、残念なのが手書きには対応していないところだ。教科書や参考書など、活字を読み取ることしかできないので、先生が手書きのプリントを出してきたらアウトだ。将来的に手書き認識にも対応するようになれば、活用範囲もさらに広がるのではないだろうか。

●実は一番ありがたいのは親?
学生や子どもにとって便利な「PhotoMath」だが、実は、冒頭でも述べたように親世代にとって、とてもありがたいアプリだ。
これさえあれば、子どもに宿題を見るときでも、コソッとiPhoneで解き方を確認して、ドヤ顔で教えることができる。

「お母さん(お父さん)、すごーい」なんて言われてみたいものだ。

もちろん、子どもに大きな顔をするためだけではない。忘れていた数式を思い出すことで、しっかり能トレ、脳活にもなる。鈍りがちな頭を活性化するのにも役立つアプリと言えそうだ。