24日放送、テレビ朝日「中居正広のプロ野球魂」では、レッドソックス・田澤純一や楽天・則本昂大、美馬学ら現役選手をスタジオに招き、プロ野球界にまつわる様々なトークを繰り広げた。

その中でゲストの伊集院光が明かしたのは、約8億円もの年俸を削減した中日・落合博満GMの巧みな交渉術だ。成績の芳しくなかったベテラン、主力の年俸を次々と削減したばかりか、ダウン提示ながらも一発でサインをした選手も少なくなかったと言われる。

「大島(洋平)選手に契約直後にお話しを聞いたんです」と切り出した伊集院は、「一日目に井端選手の超大型ダウン提示とかあってざわざわしているところに(大島が)二日目に行って、どれくらいって言われるんだろうなって思ったら、暫らく落合GMは何も喋らないで最初に言ったのが“お菓子食べな”ってはぐらかしてくるんだって」と続けた。

すると、伊集院は「暫らく沈黙してから(落合GMは大島に)“自分で幾らだと思う?”って」と明かす。その後は「(大島が)“25%ダウンくらいですかね?”(って言うと、落合GMが)“お前は頭がいい子だね”って言って、かけひき終わりですって。25%ダウン」と続け、意のままに交渉を終えたという落合GM。「でも、やっぱりその後に“お前がチームリーダーにならないとチームは強くならないよ”みたいなことは言ってくれて、それはかなり粋に感じて、選手会長にもなってますよね。そういう話も最後には添えてくれる」と伊集院は語った。