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炎上しない方法をあのアカウントに学べ!

みなさんはツイッターやフェイスブックなどのSNSは活用されていますでしょうか。僕も読者さんとの交流などにツイッターを活用していますが、気をつけていることがあります。それは「炎上」しないこと。SNSで炎上すること=社会的な死。つぶやきの内容や交友関係、出掛けた先や位置情報などから本人が特定され、実生活に火の手が及ぶ危険性がSNSにはあります。

そんな諸刃の剣とも言うべきSNSについて、こんな話を耳にしました。何とJリーグでは今年から選手たちのツイートをモニタリングしているというのです。残念な内容も多いという選手たちのツイートを分析し、選手たちにSNS教育を行なっているのだとか。つぶやく際には後悔がないか親指に問い掛けることをうながすなど、炎上回避へ懸命の努力をつづけているとのこと。

なるほど、確かに親指に問い掛ければ「私、段ボール箱で万引きしたことあります♪」などの即炎上案件は避けられるかもしれません。しかし、親指も自分の一部。同じ人生を歩んだ仲間です。脳みそが「大丈夫」と思っている内容の場合、親指ごときが止められるでしょうか。親指に頼るのではなく、しっかりとした方針を持って臨むことが重要です。

さぁ、その点についてはあのアカウントにお任せあれ。日本のスポーツ界で第2位にランクする約60万のフォロワーを集めながら、ただの一度も炎上を経験していないピースフルワールド。あのアカウントが実践する「炎上しないつぶやき方」を学んで、Jリーグ…いや日本のスポーツ界を発展させていきましょう。

ということで、炎上せずに告知する優良ツイッター術について、香川マンチェスター真司ユナイテッドツイッターから学んでいきましょう。


◆炎上マーケティングに興味がある方は@faridyuに学んでください!

日本のスポーツ界に君臨する巨大アカウント。それ@faridyuと@S_Kagawa0317。それぞれ約100万と約60万のフォロワーを集める巨大アカウントですが、決定的な違いがあります。@faridyuは日々ボヤを出す活火山であり、@S_Kagawa0317は火の気すらない楽園であること。ここにはどのような違いがあるのでしょうか。

まず大前提として、有名人のツイッターは可燃性物質です。有名であること、それ自体が敵となる可能性を持つ多くの観察者を生み、攻撃の動機となる嫉妬や憎悪あるいは執着を生み出すのです。旧来ならば有名人の動向はメディアを通じてしか知ることができませんでしたので、一定のブレーキ…記事の削除や修正、メディアの火消し活動などが有効だったのですが、ダイレクトに本人に火がつくようになった。それが現代の炎上事情です。

↓@faridyuは自分の燃料を最大限に活かして、よく燃える!

<@faridyuさんに学ぶ上手な燃え方>

●返事をする
返事をすることは、友好的なコミュニケーションを生み出すと同時に、絡んでくる敵対的なアカウントにもモチベーションを与え、執拗な粘着を生み出します。疑問形など、相手に再度の返答を求めるような返し方をするとより効果的です。

●否定をする
新聞記事、相手のつぶやきの内容、常識…とにかく何でもいいので否定しましょう。否定から入る内容は、肯定から入る内容よりも反発を生みやすく、新たな攻撃的アカウントの出現をうながします。

●それらの返答をリツイートで行なう
「RT」などのテキストを入れ、その前に自分の意見を書く非公式リツイートは炎上に効果的な手法。相手のアカウントとつぶやき内容を残したうえで、「野球勉強してからツイートしてね(^^)」「読解力もつけてください」「だからー(笑) 誰か教えてあげて!」「あのさ、何も知らないくせに適当な事言わないでくれます?」など、自分の抱える多数のフォロワーに晒し上げることで炎上戦線を拡大することが可能です。

●実生活で成功をおさめる
上記のようにして生み出した炎を上手に制御するのが実生活での成功。どれだけツイッターで火の手が上がろうが、決して実生活が脅かされない強固な基盤があれば炎上は怖くありません。炎上が致命傷となるのは、それが原因で職を失ったり、身元がバレて恥ずかしくなるから。成功をおさめた有名人のアカウントは、極端な話、多少燃えても影響ないのです。

何か改めて見てたら腹立ってきたwwwww

「嫉妬」という燃料は人を狂わせるなwwwww


ただ、@faridyuさんのように上手に燃えるのは難度が高い行為。本人の精神にも何者にもひるまないタフさが求められますし、実生活での失着がきっかけで火の手が自身にまわる可能性もあります。言うなれば、溶鉱炉のそばで作業しているようなもの。@faridyuほどの金も地位も実力もない場合は、炎上しない方法を身につける必要があります。

日本サッカー界でもすでに「炎上しない手法」を確立している選手もいます。まずはその基本的な手法について学びましょう。今回は、日本で一番無駄な情報が充実しているサッカー専門媒体・サッカーキングのサイトから「twitterアカウントまとめ」を拝見し、よい手法を持っている選手をご紹介していきましょう。

↓炎上回避度50% なでしこJAPAN・田中明日菜さんの手法「気づかれない」

まずここに載らないこと!

見つからなければどうということはない!


↓炎上回避度90% サンフレッチェ広島・西川周作さんの手法「つぶやかない」

アカウントなくてもロム専はできるけどね!

つぶやかなければどうということはない!


↓炎上回避度100% シャルケ04・内田篤人さんの手法「SNSやらない」
<著書「僕は自分が見たことしか信じない」 文庫改訂版158ページより>

僕のように世間に対する影響力がある仕事をしている者は、よく考えて発信しなければならない。だから僕はブログもツイッターもやらない。何を書いたらいいか分からないし、書きたいとも思わない。それに、自分がなにげなく書いたことが誰かを傷つけるかもしれないから、僕は今後も基本的にはピッチでのみ表現していく。

言いたいこともないのに何かつぶやこうとすると、愚痴とか文句とか軽口とかが出ちゃうからね!

SNSやらなければどうということはない!


え!?参考にならないですか。これは単にコミュニケーションを拒否する方法じゃないか、と。なるほど、確かにそうです。SNSで燃えなければいいのではなく、SNSで印象をよくし、それを営業活動に活かしたいというのが狙いでしたね。こういうことじゃないですね。

では、いよいよあのアカウントに登場していただきましょう。約60万のフォロワーに効果的な告知を行ないながら、決して炎上しない巨大アカウント@S_Kagawa0317。世界トップクラスの広報部に支えられる、ツイッター活用術が、ここにあるのです。

↓@S_Kagawa0317の絶対に炎上しないつぶやき術を学べ!
●返事をしない
開設から約9ヶ月間で@S_Kagawa0317が発した返信は、お知り合いの清武弘嗣さんに反応した2件のみ。それも、清武さんがしつこくリツイートしたりリプライしたりしてくるので、「あまりに無視すると逆に感じ悪いかな」程度に反応したにすぎません。SNSで会話をしないこと、これは炎上回避の鉄則です。

<友だちが話しかけてきたときだけ仕方なく返信>



<友だちが話しかけてきたときだけ仕方なく返信>




●会話ができない状況を主張
しかし、どれだけ無反応を貫いても、絡んでくる人はいます。西川周作さんのようにつぶやかなければ絡まれないかもしれませんが、告知も含めていろいろつぶやきたい。そのとき即リプライされると、無反応を貫くこと自体が反感を生みかねません。

その点を、@S_Kagawa0317はつぶやくと同時に休憩が終わる、つぶやくと同時に忙しいと主張することで、無反応であることを自然に周知しています。返事ができない状況にあるなら、返事がないのは当たり前。あとは適度に時間を空ければOK。2週間前のリプライに、わざわざ反応するのもヘンですから、無反応であることに違和感がなくなるのです。そのあたり、かなり前のリプライに噛みついて、相手のアカウントを削除に追い込む@faridyuとは一味違うのです。

<今は勉強中なので忙しいです>



<これから練習に行くので忙しいです>



<もう寝ます。おやすみなさい>



<もう寝ます。おやすみなさい>




<もう寝ます。おやすみなさい>




●自分の意見を入れない
@faridyuさんのように否定から入るのは論外として、実は肯定をすることも炎上のキッカケになる行為。自分のポジションを示せば、必ず敵対するポジションの人が生まれ、小さな火種となります。

また、ある時点で肯定したものから、別種のものに鞍替えすることも危険な行為。腐女子の同人誌制作にありがちな話ですが、「この間までヘタリアで描いてたのに、タイバニに寝返るんですか!?」など元の味方から「裏切り」認定をされたりして、いらぬ憎悪を呼ぶ可能性があります。

否定も肯定もせず、自分のポジションを明かさないつぶやき。事実だけを平板になぞるつぶやき。ワールドワイドに発信する者には、そうした深謀遠慮が求められるのです。

<美味いとも不味いとも言わない>



<美味いとも不味いとも言わない>



<美味いとも不味いとも言わない>




●自分で写真を撮らない、余計なものを映さない
写真はSNSの盛り上げには欠かせない要素ですが、炎上の危険性をはらんだものでもあります。冷蔵庫に入ったバイトなど、写真がキッカケでSNSが炎上する人はあとを絶ちません。面白い人を勝手に撮影すれば「盗撮行為」として炎上し、豪華なディナーを撮影すれば「自慢ですか?」と炎上し、隣に女性がいれば「交際発覚」と炎上する。

基本は「他人が撮った自分の画像」を載せること。そして、自分以外できるだけ何も映さないこと。どうしてもテーブルなどが映る場合は、タバコやドラッグなど余計なものがないか確認すること。画像の撮影には細心の注意が求められるのです。

<なるべく壁を背にする>



<なるべく壁を背にする>




●何かに言及する場合は大自然相手にする
とは言え、あまりに何も言わなければ自動返信のプログラムのよう。告知だけ熱心で、それ以外は無味乾燥だと見ているほうも面白くないですよね。ときおり、ごくまれに、熱い感情を迸らせることもSNSの盛り上げには必要です。

そのとき対象とすべきは大自然。自然はすべての母であり、生命すべての味方。大自然に対して何を言っても、空や海や太陽は文句を言ってきません。バカヤローと安心して叫べる相手は海、それは未来永劫変わらない人間の真実なのです。

<大自然を褒める>



<パンケーキを食べたけど、パンケーキについては美味いとも不味いとも言わず、大自然を褒める>

さすがワールドワイドアカウント!

これなら炎上のしようがない!


こうした絶対に燃えないツイートの合間に告知を挟んでいけば、人間的なアカウントがつぶやく効果的な告知となるわけです。可能なら他言語での水増し…同じ内容を日本語と英語でつぶやくなどもよいでしょう。英語でつぶやかれると「Are you KAGAWA? NO,NO,NO,OKAZAKI!!」といった他愛ない内容でも、まともな感じに見えますからね。


@S_Kagawa0317流・炎上しないツイッター術でイイ告知をしてくださいね!