9月に入ってから、イチローは10本しか安打を打っていない。単なるスランプではなく、レギュラーを外れ、補助戦力へと格落ちを余儀なくされている感がある。
イチローの月次打撃成績

Ichiro-20130923

このままいけば初の月間1割台が濃厚。過去10試合では26打数の4安打。今日のように1番に起用されても無安打の試合が目立つ。
イチローはここ3年、月間3割を超えた月が3回(数試合しかない月を除く)しかなかった。
それまでは3割を割る付きの方が少なかったことを考えると、衰えははっきりしている。ちょうど1年前の9月は久々に.385と気を吐いて見せたのだが、今年は打って変って.189。月間でこれほど悪い打率はかつてなかった。
イチローは多くの打席に立つ中で、打率を稼ぐタイプだ。19試合で53打数、つまり1試合平均2〜3打席では力を発揮することはできない。
また、今のイチローは左投手が先発の時は、控えに回ることが多いが、昔からイチローは左投手を得意にしている。むしろ今季などは左.323、右.233と、右の方が苦手だ。

率直に言えば、ジラルディは、イチローの起用に神経を使う余裕などないのだろう。打撃も低迷し、守備もいまいちのイチローを使うのは「他に人がいないから」というところだろうか。

守護神は何と思し召しなのだろうか(恐らく関西弁で)。

9/18にイチローについて取り上げたばかりだが、それからでも不振はより深刻になっている。5日間で打率は.264から.260と4厘も下げた。
ポストシーズンはほぼ絶望な中で、起用はさらに限定的になろう。
せめてもう一花、切に挽回を願いたい。