「オブリガード、ブラジル」。タヒチ代表の選手たちは23日、このようにコンフェデレーションズカップに別れを告げた。タヒチは同日、グループB最終節でウルグアイ代表に0−8と敗れている。

タヒチは3試合で合計24ゴールを許した。スペインに10ゴール、ナイジェリアに6ゴール、そしてウルグアイに8ゴールだ。だが今回ほど、参加することに意義があったことはないだろう。

スペイン戦でFWフェルナンド・トーレスのPKを止めたときの、GKロチェの喜びをあらわにした様子。ナイジェリア戦でMFホナタン・テハウが歴史的なゴールを決め、チームメートたちが祝っていた光景。そしてこの日、ウルグアイDFアンドレス・スコッティのPKをセーブしたGKジルベルト・メリエル。ブラジルのサポーターは、大会のシンデレラだったタヒチを応援した。

ウルグアイとの試合後、タヒチの選手たちは全員が一緒になり、肩にブラジル国旗をかけ、「ありがとう、ブラジル」という横断幕を掲げた。コンフェデレーションズカップで最も好感をもたれた彼らに、ブラジルのサポーターたちはスタンディングオベーションを送っている。