ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長から「腐ったりんご」と言われ、マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリがミーノ・ライオラ代理人を通じて反論した。

ベルルスコーニ名誉会長は「マリオがウチのドレッシングルームの一人となることは決して受け入れない」と語った。これに対し、ライオラ代理人は『メディアセット』で次のように述べている。

「マリオに連絡をしたけど、ベルルスコーニの言葉に心を痛めていたよ。だがバロテッリは、問題ないとも言っていた。マンＣの会長は自分のことが好きだから、自分のことを知っている人間は自分のことが好きだから、とね」

「そして、私は彼のことをよく知っている。大きな心を持った人間だということを知っている。ベルルスコーニ会長が自分の思うように考えるのは自由だ。だが、よく知らない人間についてこういった評価をするのはおかしなことだと思うね」

なお、ベルルスコーニ名誉会長は「ミランは３人の若手を狙っている。イタリアでプレーするイタリア人が一人、外国人が２人だ。だが、獲得できるかどうかはまだ分からない」と明かしている。インテルMFヴェスレイ・スナイデルの獲得については、「彼はいくつだ？　28？　じゃあ、ミランの構想には入らないな」と否定した。

「３人の若手」の中には、ローマFWマッティア・デストロやニューカッスルDFダヴィデ・サントンの名前も挙げられている。だが、ベルルスコーニ名誉会長は『スポーツ・メディアセット』で、「近いうちに（アドリアーノ・）ガッリアーニとメルカートのこと話す。彼には、名前は先に出すなと伝えた。いずれにしても、デストロとサントンのことは好きだがね」と述べるにとどまった。