香川の恩師クルピ監督「シンジは1974年のヨハン・クライフのようだ」

写真拡大

 マンチェスター・Uに所属する日本代表MFの香川真司について、C大阪時代に同選手を指導したレヴィー・クルピ監督は、「シンジを見ているとクライフを思い出す」と自身の考えを述べた。イギリス紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』のインタビューに回答している。

 クルピは、『香川を誰かと比較するとしたら?』という質問に対し、「そうだな、彼を見ると昔の偉人を思い出すよ。1974年のヨハン・クライフだ」とコメント。バルセロナのレジェンドであり、1974年のワールドカップで“トータルフットボール”を用い、世界のサッカーに革命をもたらしたオランダ代表の中心選手として活躍したクライフ氏の名前を挙げた。

 さらに、「74年のオランダは、グローブのようにシンジにフィットしただろうね。ポジションに固定された選手はおらず、すべてが流動的だった。そしてクライフは多くの点でシンジに似た選手だったよ」と続け、香川とクライフを比較。

 そして、「彼はどこにでも顔を出し、ディフェンスをすり抜けていった。そしてシュートを放ち、得点を決めるんだ。フィールド全体を使って攻めていたんだ。シンジのスタイルは、クライフを思い起こさせるんだよ」と語り、香川の才能を称えた。